2022.07.30:コラム
小陰唇(しょういんしん)の肥大は、数多くの方が悩みを抱えています。
しかし、なぜ小陰唇が肥大するのか原因については一般的に認知されていません。
今回は、小陰唇が肥大する要因を明らかにし、解消するためには、手術がなぜ必要なのかについて説明します。
さらに小陰唇肥大を解消する小陰唇縮小手術についても解説します。
是非今回の記事を参考にしてみて下さい。
小陰唇が肥大すると、日常生活で小陰唇が触れてしまう可能性が高くなります。
その結果、痛みや、小陰唇が気になってしまうという事態も発生します。
更に、見た目に対してコンプレックスを抱えることもあります。
小陰唇が肥大していると感じている方は、すでにこのような悩みを抱えている可能性が高いと言えます。
自分で小陰唇を縮小させる方法は存在しませんが、進行を防ぐことはある程度できます。
自らできる対策として最も有効なのは、「なるべく刺激を与えないこと」です。
例えば、スリムパンツなどでより引っ張られる等の違和感が強まる場合は、そういった服装は避けましょう。
Tバックなどの下着も、はみ出た小陰唇がズボンなどに直接触れてより引っ張られる可能性があります。
これらをしっかりと習慣化することにより、小陰唇が肥大しにくい体を作ることが可能です。
対策を行ってもトラブルが解決しない場合は、小陰唇縮小手術を行う必要があります。
一度専門のクリニックに相談してみることがおすすめです。
ここでは、小陰唇縮小手術について詳しく解説します。
皆さんも手術を検討する際に是非参考にしてみて下さい。
小陰唇縮小手術は、肥大している小陰唇を切除することにより、小陰唇を縮小させる手術です。
小陰唇の肥大の悩みを根本から解消することのできる手術であり、とてもおすすめの手術です。
同時に、高度な専門知識と豊富な経験が必要な手術であり、クリニック選びが重要になります。
ここでは、手術を検討している方に向けて具体的な概要を説明します。
是非参考にして下さい。
手術の前に入念なカウンセリングを行います。
患者さんの要望を詳細まで伺い、希望に合わせた大きさや形を決定していきます。
その後、形に合ったデザインを考えます。
その際には、左右のバランスを修正し整えるようにデザインを作成します。
デザインが決まると、実際の施術に入ります。
デザインに合わせて小陰唇を周りから切除し、縫合します。
一般のクリニックでは平らにカットするため、切った断面が分厚くなります。
当クリニックでは、V字型にカットすることで分厚くならないように努めています。
更に縫合する際も極細の糸を使用し、傷痕を綺麗に消しています。
手術中は麻酔を使用するため、痛みを感じることはありません。
手術は30分〜60分程で終了します。
小陰唇の両側を手術する場合、料金の相場は10万円から60万円程になります。
クリニックによって料金が異なるため、比較してみることをおすすめしますが、かなり安い場合は経験の少ないドクターの練習のためということが多く、リスクがあることは知っておきましょう。
当クリニックでは両側の通常料金が27万5千円となっています。
また、現在、特定の条件を満たした方にお得なモニター価格を提供しています。
料金だけでなく、きちんとした実績や知識のあるクリニックであるかも見極めることが重要になってきます。
詳しくは「小陰唇縮小術は安い?施術費用の相場やクリニックの選び方を医師が解説!」をご覧ください。
小陰唇の肥大には、実は様々な原因が存在します。
小陰唇が大きくなる原因については「小陰唇が大きい原因とその対策方法をわかりかすく医師が解説!」に詳しくあるので併せてご覧ください。
先天的なものから後天的なものまであるため、詳しく紹介します。
なお、小陰唇の平均的な大きさなど「小陰唇の形や大きさの平均は?正しい位置とともに肥大化のセルフチェックを解説」も併せてご覧ください。
特に後天的な原因には予防策もあるので、注目して下さい。
小陰唇が肥大する原因の1つとしてまず挙げられるのが、遺伝による先天的なものです。
女性は成長するにつれて、徐々に小陰唇が発達していきます。
発達の程度は遺伝子によって異なり、最終的な大きさも違います。
人によって異なるのは人間の性質上仕方がないと言えるでしょう。
先天的なものの場合、予防が難しいため、悩む方も多いと思います。
小陰唇の肥大は、ホルモンバランスの変化によって怒ることがあります。
ホルモンの影響がわかりやすいのは、妊娠と出産です。妊娠すると小陰唇は少しふっくらと厚みを増し、大きくなったと感じる人もいるでしょう。これは一般的には一時的なもので、産後しばらくすると元に戻ります。
一方で、出産時の、物理的な力については、それが原因で小陰唇が伸びて、こちらは産後もそのまま残ることもあります。
更に、加齢なども同様のことが発生します。一般的に、加齢と共に小陰唇は縮小する傾向があります。ただ、かなり個人差があるので、それほど変わらない人もいます。
これは、小陰唇がもともとある程度大きい人に多いのですが、日常的に摩擦が生じたり、動いた際に引っ張られたりすることで、物理的に伸びることがあります。
小陰唇は、柔らかい組織なので、こういったことが生じるのです。
左右差がある場合、大きくより擦れたり引っ張られる方だけ、より伸びてしまったという話は実際によくあることです。
こういった理由で大きくなったり伸びた小陰唇は、基本的に自然に元に戻ることはありません。
老化は間接的に小陰唇の大きさを目立たせる原因となり得ます。
老化によって小陰唇の周りにある大陰唇の脂肪が萎縮してハリがなくなり、しぼんだような変化をする人がいます。
それにより、小陰唇の大きさが目立ってしまうのです。
これについては具体的な対策方法はありません。
小陰唇の肥大は様々な原因が存在し、そのほとんどが自力で解決することが難しい要因です。
まずは、自身でできる女性器のケアを入念に行うことから始めてみて下さい。
改善しない場合は、一度専門のクリニックに相談することをおすすめします。
小陰唇肥大の悩みを確実に解消するためには、小陰唇縮小手術が最も適しています。
しかし、小陰唇縮小手術は、難易度の高い手術のため、確かな経験と知識を有したクリニックで行いましょう。
スワンクリニックでは、国内有数の実績と知識を持った医師が在籍しています。
小陰唇の肥大に悩みを抱えている方は、小陰唇縮小手術を検討してみて下さい。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |