2022.06.30:コラム
「デリケートゾーンのビラビラが気になる」
「こんな形は私だけ?」
とお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
小陰唇の形や大きさに関するトラブルはデリケートな問題ですが、実はひそかに悩んでいる方が多くいます。
小陰唇の大きさは人と比べるのが難しいため、自分は普通なのか肥大しているのかもわかりにくいです。
小陰唇の大きさの平均・正しい位置や、肥大を治すための小陰唇縮小治療について紹介していきます。
デリケートな部分の為、他の人と比べることはなかなか難しいですよね。
平均値が分からないと自分が普通なのかも判断できません。
ここでは小陰唇の大きさや位置の平均について紹介していきます。
小陰唇の大きさの平均は、長さ4~5㎝、幅1~1.5㎝ほどだといわれています。
直立した状態で、大陰唇から小陰唇が少しはみ出すのが一般的です。
上記の数値はあくまで平均値で、そもそも小陰唇の大きさは個人差が大きく、基本的には左右対称ではありません。
平均より大きいサイズの場合は、小陰唇を指でつまめたり指で引っ張って4cm以上あるなら普通より大きい可能性があります。
なお、小陰唇の肥大化の原因については「小陰唇が大きい原因とその対策方法をわかりかすく医師が解説!」に記載してあるので併せてご覧ください。
クリトリスから会陰方向にむかって伸びるビラビラした皮膚のところが小陰唇の位置です。
大陰唇とは違い、思春期以降で身体の成長にともない目立ち始めることが多いです。
伸縮性がありふっくらとした触感で、外陰部の内側で膣口や外尿道口を守る役割があります。
大きさや厚みには個人差があり多様な形をしているので、「このくらいの大きさは一般的」といったことは定められていません。
実は大きいのは小陰唇ではなく、「副皮」である場合もあります。
クリトリス包皮につながる皮膚組織で、副皮も女性器の一部であり小陰唇の前方にあります。
小陰唇と見分けがつかない場合も多いので、分からない時はドクターに適切な判断をもらいましょう。
肥大しているか気になる方は、下記のやり方で簡単に確認することができます。
しかし、簡易的な方法なのでどうしても気になる方は医師に相談してみましょう。
小陰唇が肥大しているかチェック
1.両方の小陰唇をぴったりくっつける
2.その状態で軽くつまみながらひっぱる
3.ひっぱった後、ぱっと指を離す
上記手順を行って、すぐに小陰唇が開く方は特別大きいというわけではないです。
一方で小陰唇がくっついたままの方は、小陰唇が大きい可能性があります。
ここまでは小陰唇の大きさや位置について紹介しましたが、治療したい場合はどうすれば良いのか分からないという方も少なくないと思います。
ここでは小陰唇を治療する「小陰唇縮小術」について紹介していきます。
小陰唇縮小術とは、メスやレーザーを加えて肥大してしまった小陰唇に縮小していく治療のことです。
「小陰唇の左右差」、「ギザギザしている」、「肥大している」などといったお悩みを解消することが可能です。
どんな症状で悩んでいる方におすすめの施術か紹介していきます。
下記のようなお悩みを抱えて来院される方におすすめです。
・小陰唇と下着が擦れて痛い
・性行為で挿入する際、小陰唇が巻き込まれて痛い
・排尿の際に飛び散りやすい
・垢が溜まりやすく臭いが気になる
・ナプキンが張り付き、蒸れる
・直立状態で確認すると、ヒダがぶら下がっているように見える
・ティッシュで拭きにくい
・ジーンズやタイトなパンツを履くと痛みや違和感がある
・自転車に乗るとデリケートゾーンに違和感や痛みがある
上記のような状態の場合、小陰唇が肥大しているために現れている症状の可能性があります。
しかし、副皮や大陰唇に原因がある場合もあるので、一度カウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
小陰唇が肥大する原因は様々あります。
ですが、そもそもどのくらいの大きさからが肥大しているのかという明確な定義はありません。
一般的には、小陰唇が大陰唇から少し出ているくらいなら正常の大きさとみなされています。
そのため、小陰唇が大きくはみ出して下着に擦れてしまう場合は大きいということが言えます。
小陰唇の肥大の原因は、主に以下の4つです。
・先天性
・ホルモンバランスの影響
・小陰唇の老化
・象皮症など病気
・炎症やムレ、かゆみ
・出産
上記の原因についてひとつずつ説明していきます。
小陰唇の大きさは、生まれ持った遺伝子の影響を受けやすいです。
原因が先天性による小陰唇の肥大には、リンパ管奇形やホルモンバランス異常などさまざまな原因があります。
女性の体が大きく成長する思春期以降に気にし始める方が多いです。
ホルモンバランスが大きく変化する時期に、小陰唇が肥大する場合があります。
女性は、特に思春期更年期や妊娠出産などでホルモンバランスが乱れやすい状態になるので、小陰唇が大きくなったり垂れてしまったりすると言われています。
小陰唇の老化の場合は、老化によって小陰唇やその周りの皮膚のハリがなくなり垂れやすくなるのが原因です。
また、大陰唇の肉が痩せてしまい小陰唇が目立って見えるようになるため、肥大しているように感じる場合があります。
女性器周辺の皮膚病である「象皮症」などによって、小陰唇が肥大しやすくなり潰瘍ができた症例があります。
小陰唇の肥大の原因は遺伝的なもの以外に、怪我やアトピー性皮膚炎・カンジダ皮膚炎のように、慢性的な炎症を繰り返すことによって肥大する場合があります。
また、ナプキンやおりものシートによる蒸れやかゆみから、掻きむしってしまったりする場合にも、肥大の原因となる可能性があります。
出産によって小陰唇が伸びたり、会陰切開後の縫合で形がいびつになったり、拡大したり肥大したりすることも多いです。
小陰唇が肥大する主な原因についてご紹介しましたが、はっきりと医学的に分かっているわけではありません。
遺伝的な要因が大きく、女性ホルモンのバランスや老化によって肥大を発症する場合があるとの見解を示している医師が多いようです。
小陰唇は、膣内に雑菌が入るのを防ぐために、ある程度の大きさは必要です。
小陰唇の形状に関しては多様な形があるため、見た目を整えたいという目的の場合には、手術をすることで不快感や弊害がでないか、事前によく診察を受けましょう。
ちなみに、小陰唇が肥大しているからと言って「性経験が豊富」というのはあまり関係ありません。
ここまでで小陰唇が肥大する原因や治療法について紹介していきました。
ですが実際に小陰唇治療を受けるならどこが良いのか悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回は婦人科形成手術の執刀日本一の「スワンクリニック」の小陰唇治療について紹介していきますので、悩んでいる方は参考にしてみてください。
小陰唇縮小手術では、メスを使って小陰唇の形を整え、縫合することで小陰唇の肥大を改善したり、左右差を整えたりします。
外科的手術ですが、日帰りの治療となるため短時間で終了し、体への負担が少ない治療法です。
スワンクリニックでは縫合の際に、やわらかい吸収糸(溶ける糸)を使用しています。
しかし、抜糸をした方が治りが早い場合もあるため、術後は検診もかねて通院をして、その際に残ってい
糸がある場合には抜糸をする場合もあります。
手術前には大きさや形など、カウンセリングによりご要望をしっかりと確認します。
肥大した小陰唇を自然な曲線を形成するようにデザインを行っており、クリトリス包皮や大陰唇との境と自然な形になるように考えます。
通常は左右差がありますので、左右差を整えることも大切です。
多くのクリニックでは切除の際に、小陰唇の断面を平にカットするので縫合した断面が分厚く不自然になってしまうことがありますが、スワンクリニックでは縫合した部分が分厚くならないように、断面をV字型にカットした後 中縫い(断面の内部)を行い、あらかじめ創面を合わせます。
その後、髪の毛より細い極細の糸を用いて皮膚に食い込まないように優しく縫合するので、傷痕が常にきれいで目立ちません。
小陰唇は繊細な部分のため、治療には高度な技術が必要です。
スワンクリニックでは症例数国内最多の経験をもとに熟練した専門医が必ず担当しますので、お悩みを改善するだけではなく、美しい形に生まれ変わらせることができます。
副皮切除術は、ニオイ、炎症、コンプレックスなどの女性特有の悩みを解消するために、余分なヒダを切除して、女性器の形を整える手術です。
副皮切除は、小陰唇縮小と同時に行うことが多いです。
手術前には大きさや形など、患者様のご希望をしっかりと確認します。
治療を受けられる際にあたって心配なのは、手術の痛みだと思いますが、スワンクリニックでは通常、静脈麻酔下に手術を行いますので、始めから最後までお痛みを感じることなくお受けいただけます。
陰部は血流が豊富な部位ですので1~2週間血がにじむことがありますが、徐々に落ち着きます。
この間はナプキンで患部を保護し、治療当日はできるだけ安静に過ごしてください。
治療を受けるにあたり、心配なのがダウンタイムや副作用ですね。
「性交渉で不感症になるのか」「出産に影響はあるのか」など気になるダウンタイムや副作用について紹介していきます。
全身への負担は少ない手術なので、事務仕事や家事程度であれば、翌日から普通に仕事が可能です。
しかし、念のため2日間程度のお休みがあれば安心です。
立ち仕事や外回りの方は、2~3日間のお休みを取って、しっかりと安静にした方がその後の経過が早いです。
性交渉については切除縫合したあと一時的に鈍くなることはありますが、神経を傷つける心配のない手術ですので、傷が治るにつれ元の感覚にもどります。
出産についても、かかわってくる膣の働きには影響しませんので、出産での影響の心配はありません。
ワンデー(抜糸なし)は2週間、抜糸ありは1ヶ月後から可能です。
当日は長時間の歩行は避け、帰宅後安静にお過ごしいただき、必要以上に患部は触らない様に注意してください。
通常のデスクワークは翌日から可能ですが、痛みを抑えるエクスパレルの併用をお勧めします。
血流が豊富な場所の為、傷跡は目立ちません。
腫れや赤みは個人差はありますが、1~2週間ほどで、痛みは術後3日~1週間ほどで治まります。
性交渉については、ワンデー(抜糸なし)は2週間、抜糸ありは1ヶ月後から可能です。
小陰唇縮小(抜糸あり)–【通常価格】¥275,000 【モニター価格】¥165,000
ワンデー小陰唇縮小(抜糸なし)–【通常価格】¥398,000 【モニター価格】¥238,800
副皮切除(抜糸あり)–【通常価格】¥220,000 【モニター価格】¥132,000
ワンデー副皮切除(抜糸なし)–【通常価格】¥298,000 【モニター価格】¥178,800
恥骨上(ドテ)脂肪吸引–【通常価格】¥248,000 【モニター価格】¥148,800
デリケートゾーンピーリング(そけい部、Iライン 各1ヶ所)
1回-【通常価格】¥20,000 【モニター価格】¥15,000
3回-【通常価格】¥45,000 【モニター価格】¥40,000
黒ずみ改善セット(ピーリング+スソボトックスライト+外用薬+内服薬)
1回-【通常価格】¥40,000
4回-【通常価格】¥140,000 【モニター価格】¥80,000
小陰唇縮小治療で保険は適用されるのか気になる方も多いと思います。
ですが残念ながら健康保険適応外です。
稀に、インターネット上で保険適応も含め提示しているものもあるようですが、現状では医療機関が保険を適応させることはできません。
その様なサイトでは集客目的で表示しておいて来院・診察後に保険適応なしと言われるか、もしくは医療倫理に反した不正な治療を行うこととなります。
ただし、実際は必ずしも整容目的ではなく、日常生活に困って治療をお受けになる方も非常に多い手術です。
そのためスワンクリニックではその分、手術代金を最大限抑えた設定としております。
なお、小陰唇縮小術の相場の値段については「小陰唇縮小術は安い?施術費用の相場やクリニックの選び方を医師が解説!」に解説をしています。
今回は、小陰唇の形や大きさについてや、肥大する原因、治療法について紹介していきました。
小陰唇の形や大きさは自分だけでは比べられないですし、デリケートな箇所なので相談もしにくいですよね。
小陰唇の肥大は、見た目の問題だけでなく生活する上で違和感が出る可能性もありますので、自分だけで抱え込まず、医師に相談してみましょう。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |