2025.09.02:コラム
近年、SNSや美容メディアの影響により、「フェムケア」や「デリケートゾーンの美容」への関心が高まっています。
とくに小陰唇の色や形に関する悩みは、周囲に相談しにくく、また自分自身で正常かどうかを判断するのも難しいと感じる方が多いです。
これらの悩みは見た目だけの問題にとどまらず、擦れや痛み、不快感などの身体的な症状を伴うケースも見受けられます。
しかしながら、適切な相談先がわからず、一人で悩みを抱え続けている女性も少なくありません。
そこで、婦人科形成や美容医療を専門に行う「スワンクリニック銀座」では、婦人科形成を目的として受診された女性を対象に、小陰唇に関するアンケート調査と臨床データの収集を行いました。
調査概要:「女性外性器の解剖学的・機能的研究」に関する調査
【調査期間】2021年2月1日~2022年10月31日
【調査方法】患者様のカルテ記録、診察時記録写真、質問やアンケート調査
【調査人数】722人
【調査対象】スワンクリニック銀座を受診し、婦人科形成を受けた患者様
【調査元】スワンクリニック銀座(https://fujinka.jp/)
当院でVIO脱毛を目的に受診された患者様を対象に調査を行った結果、小陰唇の横幅の平均値は1.4cmであることがわかりました。
また、全体の約7割の方が1.4cm±0.7cm(0.7cm~2.1cm)の範囲内に収まっており、この範囲が「一般的な大きさ」とみなせる基準であると考えられます。
さらに、小陰唇縮小術を受けた患者様の平均サイズは2.1cm(±0.8cm)であり、治療を希望される多くの方がこの一般的な範囲を超えている傾向が見られました。
このことから、小陰唇の横幅が2.1cm以上の場合、「平均より大きめ」と感じて受診に至るケースが多いことが示唆されます。
小陰唇の形や大きさの平均は?正しい位置とともに肥大化のセルフチェックを解説
スワンクリニック銀座では、小陰唇の黒ずみに関する主観的な悩みと、実際の色調との関係性を明らかにすることを目的に、日本人女性を対象とした調査を実施しました。
診療の現場では、受診時に小陰唇の黒ずみに関する相談を受けることが多くありますが、「平均的な色とはどのようなものか」について明確な報告や基準がないのが現状です。
そのため、多くの女性が「自分だけが黒いのでは」と不安を抱えやすくなっており、こうした主観的な悩みに対して、客観的なデータに基づいた判断材料の提供が求められています。
調査概要:日本女性の小陰唇および大陰唇の皮膚色調についての調査
【調査期間】2021年8月~2022年10月
【調査方法】スワンクリニック銀座および協力施設を受診した患者へのアンケート調査
【調査人数】867人
【調査対象】小陰唇の大きさを主訴として受診した患者
【調査元】スワンクリニック銀座(https://fujinka.jp/)
当院を受診した女性のうち、「小陰唇の黒ずみが気になる」と回答した方は89.7%、「大陰唇が気になる」と回答した方は51.1%にのぼりました。
この結果から、多くの女性が外見上の色味に対して不安や悩みを抱えている実態が明らかになりました。
また、色調については、皮膚の色を数値化するCIELAB値(L*:明度、a*:赤み、b*:黄み)を用いて測定しました。
平均的な小陰唇のL*値は38.1で、加齢や「黒ずみが気になるかどうか」といった主観的評価との間に有意な相関は認められませんでした。
この結果から、小陰唇の色に関しては明確な基準や客観的な指標が社会的に知られておらず、「自分だけが黒いのでは」と不安を感じやすい現状があると考えられます。
小陰唇の平均的な色とは?気になる黒ずみを改善する方法を徹底解説
日本人女性がなぜ婦人科形成を希望するのか、またその術後満足度についての報告はこれまで限られていました。
そこでスワンクリニック銀座では、小陰唇縮小術を希望する女性の主訴や背景、ならびに術後の満足度について明らかにすることを目的に、アンケート調査を実施しました。
調査概要:婦人科形成における術前・術後アンケートを用いた満足度調査
【調査期間】2022年2月~9日
【調査方法】婦人科形成手術目的でスワンクリニック銀座を受診した患者の問診票、小陰唇縮小術を施行した患者の術後1ヶ月アンケート
【調査人数】254例
【調査対象】スワンクリニック銀座を受診し、婦人科形成を受けた患者様
【調査元】スワンクリニック銀座(https://fujinka.jp/)
スワンクリニック銀座を受診した患者の傾向として、小陰唇縮小術を希望する理由の多くが、「大きさ」や「黒ずみ」といった外見的な悩みに集中していることがわかりました。
中には、日常生活での擦れや違和感といった機能的な不調を訴えるケースもありますが、多くは「見た目を整えたい」「左右差が気になる」といった審美的な主訴によるものです。
また、近年ではSNSや美容メディアを通じて、デリケートゾーンのケアや美容整形に関する情報が広く共有されるようになったことから、「整えること=当たり前」という意識が広がりつつあることも背景にあると考えられます。
このような価値観の変化が、美容目的での婦人科形成を希望する女性の増加につながっていると見られます。
術後の満足度に関する調査では、5点満点中平均4.7点という非常に高い評価が得られました。
また、「受けてよかった」と回答した方は100%にのぼり、治療後の生活に対する満足度やポジティブな変化が広く確認されています。
この高い満足度の背景には、手術後の合併症(出血や感染など)がごくわずかで、安全性が高いことが大きく影響していると考えられます。
実際に、「長年の悩みから解放された」「自己肯定感が高まった」といった声も多く寄せられており、QOL(生活の質)の向上にもつながっていることがうかがえます。
これらの結果から、小陰唇縮小術は見た目の改善にとどまらず、心理的・社会的な側面においても多くの女性に良い影響を与えていることが明らかとなりました。
小陰唇縮小術の手術体験レポート!手術はスワンクリニックにお任せください。
スワンクリニック銀座は婦人科形成を専門とし、多くの女性のデリケートゾーンの悩みに寄り添ってきました。
当院の小陰唇縮小術は、的確な治療により出血を最小限に抑え、他院と比較しても痛みが少ないことが特徴です。
また、縫合には中縫いを採用しているため、縫い目が表面に出ず、仕上がりが非常に自然であることも多くの患者様からご好評をいただいています。
術後の合併症も極めて少なく、安全性の高い施術として調査でも高い満足度が示されています。
見た目の改善はもちろん、擦れや違和感といった機能的な問題の解消にも力を入れており、患者様のQOL(生活の質)向上に貢献しています。
デリケートなお悩みだからこそ、専門医による丁寧なカウンセリングと安心できる環境での施術が重要です。
小陰唇の悩みをお持ちの方は、ぜひスワンクリニック銀座へご相談ください。
今回の調査により、小陰唇の色や形に関する悩みは、非常に多くの女性が抱えていることが明らかになりました。
また、平均的な大きさや色に関する正確な情報が十分に浸透しておらず、主観的な判断によって過剰に悩んでしまうケースも少なくありません。
スワンクリニック銀座で行っている小陰唇縮小術は、高い満足度と安全性を両立しており、適切な医療介入が悩みの解決につながる可能性を示しています。
今後はフェムケアの分野においても、より正確な情報提供と多様な選択肢の提示が求められる時代になっていくと考えられます。
女性が安心して相談・治療を受けられる環境づくりが、ますます重要になっていくでしょう。
スワンクリニック銀座では、今回の調査結果をもとに、より多くの女性の悩みに寄り添った医療の提供に努めてまいります。
医師
筋師 優佳
2011年 | 横浜市立市民総合医療センター研修医1年次 |
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2012年 | 横浜市立大学付属病院 研修医2年次 |
2013年 | 横浜市立大学 形成外科学教室 入局 |
2013年 | 横浜市立市民総合医療センター |
2014年 | 藤沢湘南台病院 |
2015年 | 横浜栄共済病院 |
2016年 | 神奈川県立こども医療センター |
2017年 | 横浜労災病院 入職(2018年より形成外科 医長) |
2020年 | 某美容外科 非常勤医師として勤務 |
2022年 | 某美容外科クリニック 福島院院長を務める |
2024年 | 某美容外科クリニック 横浜院院長を務める |