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糸リフトはすぐ戻る?効果を感じる持続期間、適切な回数を解説

2023.02.08コラム

「糸リフトはすぐ戻るって本当?」

「糸リフトの効果が持続するのはどれくらい?」

こんなお悩みはありませんか。

せっかく糸リフトの施術をしても、すぐに元に戻ってしまってはあまり意味がありません。

そこで今回は、糸リフトの効果が持続する期間や、すぐ戻るのを防ぐ方法について解説します。

これから糸リフトの施術を考えている方は、是非参考にしてください。

糸リフトはすぐ戻る?


糸リフトの効果持続期間はリフトをしたままの効果が永久的に続くわけではありません。

糸リフトの半永久に持つかどうがという点について詳しくは「スレッド(糸)リフトは半永久的にもつ?持続期間の目安や2回目のタイミングを解説」をご覧ください。

施術で糸を埋めると、体は傷を修復しようと働き、糸の周りに繊維が柱として発生し、顔のたるみを引き締め続けてくれるので、永久ではないにせよ半永久ともいえる長期的に効果は残り続けます。

一度糸を埋めると、糸が溶けた後もある程度の効果を発揮し続けてくれます。

糸リフトの効果期間は、糸による物理的なリフトアップ期間とコラーゲンによる引き締め期間の2段階に分けられます。

ここでは、それぞれの効果が持続する期間について解説します。

物理的なリフトアップ期間

挿入した糸による物理的なリフトアップ期間は1ヶ月〜6ヶ月程です。

糸が皮膚を持ち上げる力は時間の経過とともに弱まっていくため、糸による物理的なリフトアップ効果は次第に失われます。

物理的なリフトアップ効果が失われた後、下記のコラーゲンによる引き締め期間に入ります。

コラーゲンによる引き締め期間

物理的なリフトアップ期間が終わった後は、コラーゲンによる引き締め効果が現れます。

怪我をすると身体が傷を治してくれるのと同じように、顔に挿入された糸が溶けると、コラーゲンの生成が促進されます。

このようにして皮下のコラーゲン量が増えるため、美肌効果やリフトアップ効果を感じることができるのです。

溶ける糸による糸リフトは効果が短いと言われていますが、糸吸収時のコラーゲン生成効果によって、長期的なリフトアップ効果を狙うこともできます。

糸リフトの効果

糸リフトで期待できる効果は以下のようなものがあります。

・リフトアップ

・たるみの改善と予防

・ハリ・つやのある肌

・美肌効果

・ほうれい線・マリオネットラインの改善

・たるみ毛穴・小じわ改善

糸リフトはコグ(トゲのようなもの)がついた特殊な糸を皮膚に挿入し、土台からたるみを持ち上げる施術です。

糸で皮膚を持ち上げることでリフトアップやたるみの改善に効果があります。

また、糸の周辺組織が活性化することでコラーゲンの生成が促進され、美肌にも効果があります。

糸リフトがすぐ戻るのを防ぐ方法

ここでは糸リフトの効果が十分に続かず、すぐに元に戻ってしまうのを防ぐ方法について解説します。

定期的に施術を受ける

糸リフトの効果を継続的に維持するためには、定期的に施術を受ける必要があります。

目指す肌状態によって施術頻度は異なりますが、「肌が引き締まった状態を維持したい」という方には半年に1回程度の施術がおすすめです。

「施術前と同程度のたるみでなければ問題ない」という方は、1年〜1年半に1回程度の施術で問題ありません。

また、再手術を受ける場合は事前のカウンセリングで医師とコミュニケーションを取ることが大切です。

理想の肌状態をしっかり伝え、適切な施術間隔についても相談しましょう。

本数を増やす

糸リフトの効果期間を伸ばすためには、挿入する糸の本数を増やす方法も有効です。

糸を増やすことで肌を引き上げる力を強くしたり、生成されるコラーゲンの量を増やしたりできます。

糸リフトで効果を実感するのに必要な本数は、片側3〜5本ずつ程度です。

少ない本数の場合は「線」で支えている状態ですが、糸を増やすことで「面」で支えられるようになりバランスが良くなります。

糸は後から追加することもできるので、最初から糸をたくさん入れるのが不安な方は、医師に相談すると良いでしょう。

施術後は顔を刺激しない

糸リフトがすぐに戻るのを防ぐために、施術後は顔を刺激しないようにしましょう。

糸リフトは糸についたとげ(コグ)を皮下組織にひっかけている状態です。

しかし、施術後の安定しない時期に顔を擦ったり大きく動かしたりすると、コグが外れやすくなってしまいます。

糸やコグが皮下組織に定着するには1〜2ヶ月程かかるので、少なくとも1ヶ月は安静に過ごしましょう。

糸リフトは何回まで?

糸リフトの施術に回数制限はなく、むしろやればやるほど高い効果を得られるでしょう。

糸が溶ける際にコラーゲンが生成されることで、肌質の改善とともに炎症反応による癒着が起こります。

この癒着によって、リフトアップ効果が長持ちすることが期待できます。

また加齢による肌のたるみは進行し続けるため、糸リフトを続けた状態と何もしていない状態では10年後に大きな差が生じます。

定期的に施術を受け、若々しい肌を目指しましょう。

糸リフトが気になる方、スワンクリニックにお越し下さい

糸リフトがすぐ戻る原因として、適切な位置に注射しなかったことが考えられます。

スワンクリニックは通算2,000例以上の経験を誇り、確かな技術でお客様の悩みを解決します。

解剖学的に適切な位置に注射をするので、糸リフトがすぐ戻るといったことはありません。

使用する麻酔薬は当院オリジナルのものを使用し、痛みを感じにくい施術を実現しました。

持続期間の長い糸ほどコストがかかる傾向にありますが、当院ではお客様の予算に合わせた糸の組み合わせを提案しているので、高額な治療費がかかる心配もありません。

糸リフトの施術を受けた後すぐ元に戻ってしまった方や、効果を長持ちさせたい方はスワンクリニックにご相談ください。

スワンクリニック銀座の糸リフト症例

当院で糸リフト(スレッドリフト)を受けた方の症例写真を紹介していきます。

こちらの症例では、糸リフトで土台を復元し、ボトックスで頬の筋量を調節と顎の表面を滑らかにしました。
また、ヒアルロン酸で顎に立体感を生ませました。

かなり、しっかりとした変化が出ています。
3Dカメラの画像で、術前から1ヶ月後の組織の移動を分析すると、フェイスラインのたるみが頬こけ部分に移動しているのがわかります。

「こんなに腫れも少なく内出血もないなら、もっと早く受ければ良かった」と、言っていただけました。

まとめ


今回は糸リフトの効果持続期間や糸リフトがすぐに戻るのを防ぐ方法について解説しました。

糸リフトの効果持続期間は1年〜1年半ほどで、糸の本数が多いほど長持ちしやすい傾向にあります。

糸リフトの効果は永久ではありませんが、繰り返し施術を受けることで肌質の改善や長期的なリフトアップ効果が得られるでしょう。

また、糸リフトがすぐに戻るのを防ぐために、施術後1ヶ月は口を大きく動かさないようにしましょう。

糸リフトは繰り返し施術を受けることで、より効果を実感しやすくなります。

自分に合ったクリニックを見つけて、計画的に施術を受けていきましょう。

記事監修医師プロフィール

スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士

福澤 見菜子

経歴
2006年慶應義塾大学医学部卒業
2008年東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局
2012年大塚美容形成外科 千葉院院長 就任
2017年湘南美容クリニック 松戸院院長 就任
2019年湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任
2020年医学博士取得
資格
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員
日本形成外科学会専門医 / 医学博士
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師