2023.07.11:コラム
スレッド(糸)リフトは切開をすることなく手軽に肌をリフトアップできるため人気の施術です。
「スレッド(糸)リフトの効果は半永久的?」
「持続期間は?」
と気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、スレッド(糸)リフトの効果が半永久的に続くのかについて解説します。
スワンクリニックには、これまでにスレッド(糸)リフトの施術を2,000件以上行っている経験豊富な医師が在籍しています。
丁寧なカウンセリングをおこなっており、患者様一人ひとりに適した治療をご提案させていただきますので、スレッド(糸)リフトが気になっている方は当院へお気軽にご相談ください。
スレッド(糸)リフトの効果は半永久的ではありません。
スレッド(糸)リフトによる効果期間は、個人差がありますがおよそ半年から2年です。
一度の施術で入れた糸は数ヶ月かけて少しずつ体内に吸収されていき、やがて消失してしまいます。
しかし、溶ける糸は、体内に吸収される過程でコラーゲンを増幅させる特性があります。
糸が溶けてしまった後も、コラーゲン効果による肌のハリやツヤが持続します。
なお、溶けない糸を使用したスレッド(糸)リフトであっても、効果は半永久的ではありません。
溶けない糸は時間と共に糸が緩んでしまうだけでなく、加齢とともに皮膚が薄くなることで糸が透けて見えたり、しこりなどが生じてしまうことがあります。
スレッド(糸)リフトの効果は次のように3段階で現れます。
以下で、それぞれの段階について詳しく解説します。
第一段階めは「物理的な引き上げ」の期間です。
スレッド(糸)リフトは、トゲが付いている糸を皮膚の下にある皮下脂肪に入れることで、お顔のたるみをリフトアップする施術です。
糸によって肌を引っ張りますので、施術した直後から物理的なリフトアップ効果が期待できます。
しかし、糸の引き上げ効果による効果は時間と共にだんだんと弱くなり、およそ1ヶ月〜3ヶ月程度で消えてしまいます。
スワンクリニックでスレッド(糸)リフトを受けられた患者様の症例写真です。
施術前はほうれい線やアゴのラインのたるみが目立っていました。
スレッド(糸)リフトの施術直後からほうれい線が改善し、アゴのラインが引き締まった印象になっています。
糸が体内に吸収され物理的な引き上げがなくなった後、第二段階として「引き締め」の効果が期待できます。
なぜなら糸が溶ける過程で、糸を挿入した皮膚周辺の組織が引き締まるからです。
エラスチンやコラーゲンが増幅する仕組みは以下のとおりです。
糸が溶けて吸収された後もエラスチンやコラーゲンは増幅し続けますから、スレッド(糸)リフトの効果は数ヶ月間続きます。
スワンクリニックでスレッドスレッド(糸)リフトを受けられた患者様の症例写真です。
術後1ヶ月が経過していますが、皮膚にエラスチンやコラーゲンが増えたことで、手術前より肌のハリやツヤがアップしています。
スレッド(糸)リフトは、繰り返し施術をすることで肌のリフトアップ効果やハリ・ツヤの効果がさらに持続します。
2回目の施術のタイミングは、1回目の効果が薄れてきたと感じたときです。
使用する糸にもよりますが、およそ半年〜1年半後を目安に施術することをおすすめします。
ここでは、スレッド(糸)リフトをできるだけ長持ちさせるための方法を3つ紹介します。
スレッド(糸)リフトの施術直後にお肌を刺激してしまうと、皮膚に引っ掛けているコグが外れてしまい、リフトアップ効果が弱まってしまうことがあります。
糸やコグがお肌に定着するまでの1〜2ヶ月間は、お顔のマッサージをしたり、口を大きく開けないように注意してください。
糸の本数を増やすと、リフトアップのキープ力が高まります。
しかし糸が多すぎると違和感が出てしまうことがあるので、お顔のバランスを見ながら適切な本数にすることが大切です。
スレッド(糸)リフトは、回数を重ねるほどにリフトアップされた状態の形がキープされていき持続効果が高まります。
引き上げ効果を長く保ちたい方は、半年〜1年に1回ほどのタイミングで定期的に施術することをおすすめします。
スレッド(糸)リフトの効果は半永久的ではありません。
糸はおよそ半年から2年程度で体内に吸収されて消えてしまい、物理的なリフトアップ効果はなくなります。
しかし、糸を挿入したことによって線維芽細胞が活性化するため、肌にエラスチンやコラーゲンが増え、ハリやツヤを肌にもたらしてくれます。
さらに、約半年ごとの定期的な施術によって、リフトアップの持続効果が高まり、肌の状態がキープされやすくなります。
スワンクリニックでは、一人ひとりの症状やご希望に合わせてスレッド(糸)リフトやその他のセットメニュー等をご提案をさせていただいております。
スレッド(糸)リフトについて興味がある方はぜひご相談ください。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
---|---|
2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |