2023.03.04:コラム
切らずに行えると人気の糸リフトですが、「糸リフトの施術を受けたら肌に凹みができてしまった」という声もあり、施術を検討されている方は、不安に感じているのではないでしょうか。
この記事では、糸リフトにより起こる凹みについて原因と解決策をまとめています。
なお、スワンクリニックでは通算2000例以上の施術を行った実績がある医師が、おひとりおひとりのお顔のバランスを見て、的確に糸リフトを行いますので一度ご相談ください。
糸リフトの施術を受ける方の多くは、肌のたるみを改善させたいという目的で施術を受けられています。
これまで切開が主流だったたるみ治療ですが、糸リフトなら切開なしでたるみを改善できるからです。
糸リフトという施術を耳にしたことはあっても、どのような施術なのか具体的に分からないという方もいるでしょう。
糸リフトを受けて凹みが起きてしまう理由や対策のお話の前に、糸リフトの施術について簡単にご説明します。
糸リフトは、皮膚の中に体内で分解される糸を挿入して、たるみを引き上げます。
皮膚の皮下組織部分に糸を挿入し、皮下組織からしっかりと持ち上げるので、たるみを解消することができるのです。
糸リフトでは、様々な種類の糸がありますが、糸にコグと呼ばれるトゲがある糸のほうが皮下組織にしっかりと引っかかることから、引き上げる力が強く、たるみ解消効果も高いです。
糸リフトは糸を挿入してすぐにリフトアップ効果を実感できるため、即効性の高い治療と言えます。
糸は体内で分解されていくため、持続期間は半年から長くて3年です。
ただし、糸挿入部周辺が適度に瘢痕化すれば、糸が分解されてなくなった後も、たるみの進行を遅らせる効果は期待できます。
糸リフトは
・痛みやダウンタイムの少ない施術が良い
・できるだけ早く効果を実感したい
・費用を抑えたい
という方におすすめの施術です。
切開しないため、痛みやダウンタイムが少なく、施術時間も30分ほどなので手軽に受けやすいです。
施術効果は半年から最長3年ほど持続しますので、効果が薄れてきたら再施術を受ければしっかり効果を持続させることができます。
糸リフトを受けた後に凹みが出てしまうことがあるのは事実です。
ではもし凹みができてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
糸リフトの施術は、皮下組織から皮膚を持ち上げるため、顔の一部分で凹みが生じることがあります。
これは使用する糸の種類や本数などで程度が異なります。
引き上げる力が強い糸は、凹みが出やすいです。
また、凹みがすぐに目立つ方もいれば、施術後数日経過してから凹みが目立つ方もいます。
誰もが凹みが出るのかというとそうではなく、凹みがあまり気にならない方もいます。
糸リフトの施術直後や数日後に凹みが出たという場合、糸が馴染んでいくことで凹みも軽減されます。
凹みが目立ちにくくなるまでの目安は1週間から2週間ほどです。
この期間は、内出血や腫れなどの症状が出る方もいます。
どの症状も時間の経過とともに軽減していくため様子をみましょう。
糸リフトで凹みが出た場合の対処法として、マッサージがあげられることがありますが、マッサージは自己流で行うと危険です。
特に、糸がまだ馴染んでいない期間にマッサージしてしまうとひきつれが出てしまったり、痛みがぶり返す、糸がズレるなどが起こり得ます。
ダウンタイムを長引かせてしまうだけでなく、仕上がりにも影響してしまうのです。
不安に感じたらまずは施術を受けたクリニックに確認し、マッサージをするにしても指導を受けて実践するようにしましょう。
糸を挿入してから2週間経過しても凹みが改善されないという場合、積極的にクリニックに相談してください。
施術後のアフターフォローがしっかりしているクリニックであればきちんと対応してもらえます。
糸リフトで凹みができてしまう可能性はゼロにすることができません。
しかし、できるだけトラブルが起きないように施術を受けたいものです。
そのためにできることは、糸リフトの施術を受ける前に、しっかりとクリニック選びをするということになります。
クリニック選びを間違えなければ、糸リフトの施術を受けて失敗するリスクは減らせます。
糸リフトの施術は手軽に行えるものですが、医師の腕により仕上がりに差が出てしまう施術です。
また、ネットでの口コミも100%信用できるものとは言い切れません。
そのため、最終的に自分で確認して信頼できるクリニックを選んでください。
信頼できるかどうかは、カウンセリングでの説明や医師の対応、術後のフォローなどを見て安心して任せることができるのかという点が大きくかかわってくるでしょう。
糸リフトの施術を受ける前には、カウンセリングを受けなければいけません。
カウンセリングを丁寧に行ってくれるか、質問に対して分かりやすく回答してくれるか、施術のデメリットに関しても伝えてくれるかなどは、重要な部分です。
例えば、カウンセリングで全く顔に触れることなく治療方針を提案されたら、あれ?おかしいな?と思ってください。
糸リフトを初めて受ける場合、ひとつのクリニックだけでは、なかなか比較できないため複数のクリニックで相談をしてみることをおすすめします。
糸リフトの施術は、受けた後のケアも重視しなければいけません。
なぜなら、糸のひきつれや凹みなどが起きた場合に、対応してもらえなければ困るからです。
術後のアフターケアについてどこまで対応してくれるのか、万が一ひきつれや凹みなどが発生した場合、どのようにフォローしてくれるのかという点に関しては、カウンセリングの際に必ず確認しておきましょう。
安心して施術を受けるためにも、術後のケアはとても重要です。
糸リフトを受けた後の凹みに関してお伝えしました。
スワンクリニックは、症例数2000件を超える医師が施術を行っています。
糸リフトと組み合わせすることで、さらに若々しくなれるセットプランもご用意していますので、お気軽にご相談ください。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |