2022.06.30:コラム
「びらびら部分の黒づみが気になる。」「自分の小陰唇や大陰唇が黒いけど平均的な色?問題ない?」
そんなご自分のデリケートゾーンに悩みを抱えている女性の方はとても多いと思われます。
スワンクリニックの調査によると過半数以上が小陰唇の黒づみで悩んでいる結果が出ました。
今回はクリニックという立場から、デリケートゾーンのびらびら(小陰唇)の黒ずみが生じる原因と対策方法を解説します。
その際に、クリニックで行っている施術方法なども説明していきます。
是非施術を受ける前に、参考にしてみて下さい。
なお、スワンクリニックの小陰唇縮小術の症例は8,100件を超えて、日本一の症例数を誇っております。
小陰唇についてお悩みの方は是非当院にご来院ください。
(福澤見菜子ほか「日本人女性の小陰唇および大陰唇の皮膚色調についての調査研究」『形成外科2024年10月号』)
2021年8月- 2022年10月 にかけてスワンクリニック銀座では、当院及び関係施設に受診した日本人女性867人 (全員女性、平均年齢 30.4歳)に対しアンケート及び色のCIELAB値の色測定を行いました。
結果以下の図のような結果になりました。
全症例のCIELAB値の平均は、小陰唇で(明度)=38.1,a (赤)=9.8, b(黄)=11.3でした。
また、年代別のCIELAB 値の平均値および年齢との相関を調べましたところ、相関係数(r) は小陰唇で(L,a,b)=(-0.08,-0.04,-0.06)となり、年代と色調すべての要素において明らかな相関は見られないという結果になりました。
また、同アンケート調査によると、小陰唇の黒ずみを気にしている方が89.7%で大陰唇の黒ずみが気になる方はは51.1% でした。
なお、そこで実際に、その方を対象に上記図の部分の肌の色調測定を行いましたところ、気にしておられる方と気にしておられない方の黒ずみ度合いとの間に相関関係はないという結果がでました。
また、悩みを抱えている方の中には、「デリケートゾーンの話なので、相談できる人が近くにいない」「どうすれば黒ずみが改善するのか方法が分からない」といった悩みを抱えている方が非常に多いです。
現在では、女性器の黒ずみを改善する様々な方法が存在しています。
小陰唇の黒ずみは、人によっては遊び人と感じる可能性があります。
黒ずみについて考えることで、性行為に不安を感じる方や、心から楽しめなくなる方もいらっしゃいます。
理想の美白を保つことが、自分への自信や快適な日常生活にも繋がります。
この機会に是非、女性器の黒ずみを改善しましょう。
女性器の黒ずみは、大陰唇と小陰唇に分けられます。
大陰唇とは女性器の周辺にある膨らんだ部分であり、様々な衝撃から女性器を守る役割を担っています。
大陰唇に悩みを抱える方が比較的多いと言えます。
小陰唇とは大陰唇の内側にあり、女性器の端から広がるひだのことです。
(日本美容外科学会での発表資料より)
女性の肌色の決定には、遺伝的背景や女性ホルモン、つまりエストロゲンやプロゲステロンが影響することがわかっています。(Maranduca MA, et al: Synthesis and physiolog ical implications of melanic pigments. Oncol Lett)
そして、そもそも小陰唇が黒く見えるのは皮膚の基底層にメラノサイトが存在することでメラニン色素が多くなり黒くみえることにあります。
そこで、小陰唇の黒ずみがそもそも生じる原因について解説します。
小陰唇の黒ずみの主な原因は、摩擦による炎症性色素沈着です。
下着や陰毛との長期的な接触により、皮膚が継続的な刺激を受けます。
この刺激に対する防御反応として、皮膚内のメラニン(黒い色素)が増殖し、結果として黒ずみが生じます。
小陰唇のびらびらが大きい方は、摩擦のリスクが高くなるため、色素沈着が起こりやすい傾向にあります。
小陰唇の形状は個人差が大きいため、黒ずみの程度にも差が出やすいといえます。
妊娠・出産に伴うホルモンバランスの変化も、小陰唇の黒ずみを引き起こす要因の一つです。
特に、妊娠中に分泌が増加するプロゲステロン(女性ホルモン)は、メラニンを産生する色素細胞を刺激します。
その結果、小陰唇だけでなく、乳頭や乳輪なども色素が濃くなることがあります。
また、ストレスや加齢などでホルモンバランスが乱れるケースも考えられます。
個人の体質や遺伝的な要因も、小陰唇の黒ずみに影響を与える可能性があります。
メラニンの産生しやすさや皮膚の敏感さには個人差があるため、同じような環境下でも黒ずみの程度に違いが出ることがあります。
紫外線などでメラニン色素が生成された場合とは反対に、紫外線が存在しない場所では、体がメラニンを排出しようとします。
しかし、ターンオーバーが滞ると、メラニン排出が上手く行えません。
ターンオーバーの乱れが黒ずみを悪化させる要因になります。
また、加齢とともにターンオーバーの機能が弱まる事も、原因の1つと考えられます。
摩擦以外にも、不適切な衛生管理や過度に強い洗浄なども小陰唇の黒ずみを悪化させる要因となり得ます。
また、ストレスや偏った食生活なども間接的に影響を与える可能性があります。
適切なケアと優しい洗浄は、黒ずみの予防や改善に重要な役割を果たします。
小陰唇の黒ずみを改善する治療方法について解説をしていきます。
手術として代表的なのが、小陰唇縮小手術です。
小陰唇の大きさが気になっている方にとっては、大きさと黒ずみを同時に治療することができ、なおかつ手術ということで効果は確実なので、美容先進国アメリカでは黒ずみ治療の第一選択となっています。
手術方法は、小陰唇の黒ずんでいるひだの部分を切除し、縫い合わせることで、黒ずみ部分を除去します。
また、黒ずんでいる部分が、肌に最も触れている部分であるため、摩擦の原因を根本から改善することが可能になります。
実際、アメリカの研究(Aesthetic Plastic Surgery掲載)では、小陰唇縮小術を受けた患者の92%が「非常に満足している」という結果が報告されています(Warren A. Ellsworth, Mort Rizvi,”Techniques for Labia Minora Reduction: An Algorithmic Approach.”Published 2010年2月1日 )。
しかし、切りすぎるなど技術的に未熟なドクターが行うと危険なため、専門知識を有したクリニックにお願いすることが良いでしょう。ちなみにスワンクリニック銀座では症例実績が8100件という圧倒的数をほこっています。
気になる部位にレーザー照射し、メラニンを破壊するメラニン色素にターゲットを絞った治療法です。
比較的痛みが少なく、ダウンタイムも短いのが特徴です。
ただし、効果を実感するまでに複数回の治療が必要となることが多く、6-12ヶ月程度と時間がかかることが特徴です。
なお、施術時に一時的な痛みや熱感を伴うことがあります。また、まれに腫れや赤みが出ることもあります。
医療ピーリングは、医療機関でしか扱えない高濃度のピーリング剤を使用し、色素沈着の原因となる古い角質を除去する治療法です。
肌のターンオーバーを促進し、美白以外の肌質改善も期待できます。
比較的リーズナブルな価格設定も魅力ですが、治療後は一時的な肌の乾燥や、個人差はありますが軽度の刺激を感じることがあります。また、治療後は特に紫外線対策が重要となります。
当院で行っている黒ずみ治療には、カウンセリングでは患者様のご希望の形や大きさをヒアリングし、ピーリングや小陰唇縮小術などから最適な治療法を選択します。
特にお痛みが心配な手術の場合、施術の前に麻酔を行うため、痛みを感じることはほとんどありません。
従来の小陰唇縮小術で行われる平行カット法では、縫合時に端部が分厚くなり、不自然な仕上がりになりやすい課題がありました。また、表面縫合により糸跡が残るリスクも懸念されていました。
これに対しスワンクリニック銀座の小陰唇縮小法のV字カット法は、小陰唇先端をV字型にカットし両端を縫合することで、自然な形状を実現します。
さらに、溶ける糸による中縫い技術により、糸跡が残るリスクを最小限に抑えています。
この手術法により、「生まれつきのような自然な仕上がり」を実現し、見た目の美しさと機能性を両立した結果をご提供いたします。
また、担当する医師は、症例数国内最多の8100件以上の経験を持つ専門医が担当します。
安心して施術を検討してみて下さい。
より詳しくは「小陰唇(しょういんしん)縮小手術のおすすめの方とは?縮小手術の流れも併せて解説」をご覧ください。
こちらの方は、当院独自の小陰唇縮小のV字カット法により、黒ずみの目立つ部分を含めた過剰組織を丁寧に切除しました。
同時に陰核包皮の過剰な部分も調整することで、色調と形状の両方を改善し、自然で美しい仕上がりを実現します。
手術は局所麻酔で行い、時間は約30〜40分程度です。
痛み止めの服用期間は平均で2日ほどで、他院が1週間程度かかるのに対しかなり痛みはない形です。
傷跡が目立たない特殊な縫合法を用いることで、術後の仕上がりも自然です。
形成手術による黒ずみ改善は、レーザーなどの治療と異なり、1回の手術で永続的な効果が期待できます。
こちらの患者様はもともと小陰唇が大きく、特に先端部分の黒ずみが気になるというお悩みでした。
V字カット法による小陰唇縮小術を実施し、黒ずみの目立つ部分を含めた過剰組織を切除。溶ける糸による中縫い技術で、自然な仕上がりに。
手術時間は約20分、局所麻酔で行いました。
小陰唇のサイズが理想的な大きさに縮小し、黒ずみも大幅に改善。生まれつきのような自然な形状と色調が実現されました。
患者様からは「黒ずみと大きさの悩みが一度に解決でき、満足しています」とのお声をいただいております。
小陰唇縮小手術は、高い専門知識が必要なため、治療料金は約20万円後半が相場となっています。
当クリニックでは、リーズナブルな価格で高い技術を提供しております。
抜糸あり(片側) |
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抜糸あり(両側) |
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なお、小陰唇縮小術の相場については「小陰唇縮小術は安い?施術費用の相場やクリニックの選び方を医師が解説!」を併せてご覧ください。
国内有数の専門医が施術を担当するため、安全で美しい仕上がりにすることが可能になります。
なお、小陰唇の形や大きさについて「小陰唇の形や大きさの平均は?正しい位置とともに肥大化のセルフチェックを解説」という記事で解説しているのでこちらもご覧ください。
医師
中島 悠希
2015年 | 日本医科大学 卒業 |
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2017年 | 慶應義塾大学形成外科 入局 以後、関連病院形成外科勤務 |
2024年 | スワンクリニック銀座 入職 |
日本形成外科学会形成外科専門医 |
日本形成外科学会 |
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |