2024.12.04:コラム
小陰唇の色が肌の色よりも濃いと、気にする方は多いです。
しかしデリケートな部位のため、どうすればよいのかわかりません。
そこで今回は、小陰唇の平均の色や濃い色を改善する小陰唇縮小術、小陰唇の色の変化を予防する方法を解説します。
小陰唇の色が気になっている方、コンプレックスになっている方は最後まで読んでみてください。
スワンクリニック銀座は小陰唇縮小術を提供しています。
興味を持った方はぜひ、ご相談ください。
小陰唇の平均の色は「濃いこげ茶色から赤黒い」です。
小陰唇は女性のデリケートゾーンにあるビラやビラビラと呼ばれる部分です。
色がついていない方や肌の色と同じ人は非常に少なく、10人に1人もいないと言われています。
しかし以下の場合には、小陰唇の色が気になる傾向があります。
女性ホルモンの増加でメラニンが増え、ストレスなどでホルモンバランスが乱れるとターンオーバーが滞ります。
そのため、メラニンが排出されにくくなるのです。
また、摩擦も原因の一つと考えられています。
かぶれやぴったりとした下着によって生じた摩擦は、炎症後色素沈着を引き起こす可能性があるためです。
しかし医学的根拠はなく、小陰唇の色が濃くなる原因として明確には解明されていません。
こちらでも解説しています。
併せてご覧ください。
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小陰唇の色を改善する方法に小陰唇縮小術があります。
小陰唇縮小術は色が濃い部分や大きい部分を切除し、縫合する施術です。
施術には以下のメリットがあります。
小陰唇が平均より大きいと、色の濃さも目立ちます。
皮膚を除去することで改善が期待でき、切除した部分が再び黒ずむことはほぼありません。
小陰唇縮小術で色が改善しても、完全に変化を防げるわけではありません。
色の再発を最小限に抑えるための予防策をご紹介します。
小陰唇の色が濃くなるのを予防するなら、締め付ける下着や服の着用を控えましょう。
ピッタリとした下着を身につけると、小陰唇が擦れて炎症後色素沈着を引き起こす可能性があります。
摩擦が小陰唇の色に影響するかは、はっきりしていません。
しかし、締め付けない下着を選ぶことで、摩擦や蒸れなどの刺激から小陰唇を守ることが期待できます。
肌に優しい下着を選ぶことも大切です。
デリケートゾーンは皮膚が薄いです。
そのため、肌触りが悪い下着や肌に合わない下着を身につけていると、かぶれや皮膚炎を引き起こす可能性があります。
選ぶなら肌触りが良く通気性が良い綿やシルクなどの天然素材や、縫い目が出ていないシームレスの下着がおすすめです。
規則正しい生活を送ることも小陰唇の色の変化の予防が期待できます。
肌の新陳代謝であるターンオーバーが乱れると、メラニンの排出がスムーズに行われなくなります。
無理なダイエットや睡眠不足、ストレスの蓄積を控え、規則正しい生活を心がけましょう。
小陰唇を適切な方法で洗浄することも大切です。
デリケートゾーンを洗う際は、石けんやボディーソープを先によく泡立てて優しく洗いましょう。
特に生理期間中は注意が必要です。
女性ホルモンの変動によって肌がデリケートになり、経血によって汚れやすくなります。
しかし洗いすぎたり強くこすったりすると、肌を傷つけたり摩擦によって炎症後色素沈着を引き起こす可能性があります。
また、乾燥は肌トラブルを引き起こす要因です。
洗浄後はデリケートゾーン対応の乳液やボディクリームでしっかりと保湿してください。
小陰唇の色について、よく寄せられる質問です。
小陰唇の色が濃いのは薬で改善できる?
手術に抵抗がある場合、薬での改善方法も選択肢の一つにあげられます。
受けやすいのは、ケミカルピーリングとハイドロキノンの組み合わせです。
ケミカルピーリングは化学薬品を塗って古い角質を取り除く施術です。
定期的に行うことでターンオーバーが回復し、メラニンの排出をサポートします。
ハイドロキノンはシミを薄くしたりメラニンの生成を阻害する作用がある薬です。
手術に比べると気楽に受けられますが、確実な効果は期待できません。
ただし、やや薄くなったと感じる程度の改善は期待できます。
また、化学薬品をデリケートな小陰唇に塗布すると、刺激によって炎症やかぶれが起こり、逆に色が濃くなるリスクがあります。
一般的には美容外科や美容皮膚科ですが、小陰唇の症状によって異なります。
黒ずみなどの色素沈着が気になる場合は、美容外科や美容皮膚科が適しています。
色のほかにかゆみや痛み、腫れなどの気になる症状がある場合は産婦人科です。
こちらでも解説しています。
併せてご覧ください。
小陰唇は、濃いこげ茶色から赤黒い色が平均的です。
しかし小陰唇の大きさや生まれつきの肌の色、ホルモンの影響などによって気になることがあります。
小陰唇の色は小陰唇縮小術で改善が期待できます。
興味がある方は、一度専門医に相談してみましょう。
スワンクリニック銀座では、一般的な抜糸アリの小陰唇縮小術と、抜糸なしの小陰唇縮小術を提供しています。
抜糸なしの小陰唇縮小術は、小陰唇の先端をV字に切除して皮膚から見えないところを中縫いで縫合することで、自然な見た目に仕上がります。
また、糸の食い込み跡が残らない、出血が少ないなどメリットも多いです。
興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
医師
中島 悠希
2015年 | 日本医科大学 卒業 |
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2017年 | 慶應義塾大学形成外科 入局 以後、関連病院形成外科勤務 |
2024年 | スワンクリニック銀座 入職 |
日本形成外科学会形成外科専門医 |
日本形成外科学会 |