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糸リフトの溶ける糸とは?効果やメリット・デメリットを解説

2023.03.04コラム

糸リフトは、顔の皮下脂肪に特殊な糸を入れることで、顔のしわやたるみの改善が期待できる人気の施術です。

今回は、糸リフトに使用される溶ける糸の特徴や、メリット・デメリットについて解説します。

スワンクリニックでは、患者様のお悩みや症状に寄り添った診察・カウンセリングを行い、一人一人に適した治療をご提案しております。

糸リフトにご興味のある方は、ぜひスワンクリニックにご相談ください。

糸リフトに使用される「溶ける糸」とは


糸リフトとは、トゲが付いている糸を皮下脂肪に入れることで肌をリフトアップする治療です。

糸リフトで使用される糸(スレッド)は、施術内容などによって「溶ける糸」「溶けない糸」の2種類が使い分けられます。

溶ける糸の特徴は以下の通りです。

・やがて吸収されてなくなる

・回数制限なく追加挿入が可能

・挿入箇所の周りにコラーゲンを生み出す

それぞれについて解説します。

やがて吸収されてなくなる

溶ける糸は、施術後に一定の時間が経つとやがて全て体内に吸収されていきます。

糸が消失すると糸本体による引き上げ効果はなくなっていきますが、糸の消失時にコラーゲンが増加する作用によってしばらく効果は保たれます。

糸をいつまでも体内に残したくないという方も、溶ける糸であれば安心して施術を受けられます。

回数制限なく追加挿入が可能

溶ける糸は時間が経つとやがて消失するため、加齢による変化に上手く対応しながら長期的な追加挿入が可能です。

溶けない糸は施術回数が制限されるケースもありますが、溶ける糸は基本的に回数制限はなく、繰り返しの施術が可能です。

糸リフトは繰り返し施術を受けることでハリや弾力効果が維持されやすくなりますので、長期的に施術を受け続けることをおすすめします。

挿入箇所の周りにコラーゲンを生み出す

溶ける糸が皮膚を刺激することで、糸が吸収されるのに併せて挿入箇所の周りにコラーゲンを生み出します。

このコラーゲンによって肌にハリができるため、若返り効果が期待できます。

また、糸が溶けて消失した後もコラーゲンの増生効果はしばらく続いていきます。

溶ける糸はいつ溶ける?

糸リフトで使用される溶ける糸は、個人差はあるもののおよそ半年〜1年半で溶けていきます。

しかし糸が溶けると周辺の組織にコラーゲンが生成されるので、糸が消失した後もしばらく引き上げ効果が持続します。

糸リフトの効果は約1ヶ月〜1年半が目安ですので、いつまでも若々しい肌を保ちたい方は1〜2年おきに施術することをおすすめします。

溶ける糸の治療効果

糸リフトの施術で期待できる治療効果は以下の4つです。

・たるみ改善

・美肌

・シワ改善

・小顔効果

それぞれについて解説します。

効果①:たるみ改善

糸リフトには顔のたるみを改善する効果が期待できます。

頬やフェイスラインのほか、ゴルゴ線、目の下や目元、口元、首、こめかみのリフトアップを行うことが可能です。

スワンクリニックの糸リフトを受けられた患者様の症例写真です。


フェイスラインがリフトアップされ、すっきりした印象になっています。


口元のリフトアップを行ったことで、ほうれい線が改善されています。

効果②:美肌

溶けない糸のメリットの1つに、肌にハリやツヤがでる美肌効果が期待できることがあります。

美肌効果が生まれる理由は、施術箇所の周辺の組織においてコラーゲンの生成が促進されることと、血流が改善されるためです。

効果③:シワ改善

年齢を感じさせてしまうシワも、糸リフトを行い内側からリフトアップすることで改善が期待できます。

溶けない糸を使用することで、体内に異物を残したくないという方も安心してエイジングケアを行うことができます。

効果④:小顔効果

糸リフトによってフェイスラインが引き締まりますので、小顔効果が期待できます。

切開を行わずに小顔をかなえたい方には糸リフトがおすすめです。

たるみ予防

糸リフトを行うと、顔のたるみ予防に効果があります。

溶ける糸を使用すると糸はやがて体内に吸収されますが、コラーゲンの生成が促進されたままなので、糸が溶けた後もリフトアップ効果が持続します。

溶ける糸のメリット

糸リフトには「溶ける糸」「溶けない糸」の2種類があり、施術内容などに応じて使い分けられます。

溶ける糸を使用するメリットは、①リスクが少ない、②繰り返し治療をしやすい、③ダウンタイムが少ない、④糸が溶ける過程でコラーゲンの産生が促進されるの4つです。

以下で、糸リフトで溶ける糸を使用するメリットについて詳しく解説します。

①リスクが少ない

溶ける糸はその名の通り、時間が経過すると吸収されてやがて消失します。

いつまでも糸が体内に残ってしまうリスクや、感染症のリスクを限りなく少なくした治療が可能です。

施術を受けることによるリスクが心配な方も、比較的安心して施術を受けることができます。

②繰り返し治療をしやすい

糸リフトは繰り返し治療を行うことで持続力が増していきます。

溶けない糸を使用すると、安全上の理由から挿入回数を制限されるケースがあります。

糸リフトで溶ける糸を使用することで、過去に挿入した糸を気にせず追加施術を受けることができます。

③ダウンタイムが少ない

溶ける糸は、溶けない糸に比べてダウンタイムが少ないのが特徴です。

溶ける糸のダウンタイムの目安は1〜3日程度で、まれに内出血や痛みが継続することがありますが1ヶ月程度でなくなる場合が多いです。

④糸が溶ける過程でコラーゲンの産生が促進される

溶ける糸は半年〜1年半かけて少しずつ体内に吸収されていきますが、その過程でコラーゲンの産生が促進されます。

挿入した箇所のまわりにコラーゲンが増えることにより、肌にハリやツヤがでる美肌効果や、たるみのリフトアップ効果の持続が期待できます。

まとめ


糸リフトで使用される溶ける糸は、半年〜1年半かけて体内から消失します。

溶ける糸を使用した糸リフトは、たるみ改善、美肌、シワ改善、小顔効果が期待できます。

溶けない糸と比べて溶ける糸は施術によるリスクが少なく、施術回数に制限がないので繰り返しの治療が可能です。

また、溶ける糸に比べてダウンタイムが少ないことや、糸が溶ける過程で生成されるコラーゲンにより肌にハリやツヤをもたらしてくれるといったメリットもあります。

溶けない糸を使用した糸リフトを希望している方は、ぜひスワンクリニックにご相談ください。

記事監修医師プロフィール

スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士

福澤 見菜子

経歴
2006年慶應義塾大学医学部卒業
2008年東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局
2012年大塚美容形成外科 千葉院院長 就任
2017年湘南美容クリニック 松戸院院長 就任
2019年湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任
2020年医学博士取得
資格
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員
日本形成外科学会専門医 / 医学博士
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師