2023.02.08:コラム
切らずにたるみを解消できるハイフですが、受けたのに効果がなかった・・・という人もいるようです。
口コミでも「効果が無かった」という声があがっているため、これから受けようと思っている方は気になってしまうでしょう。
この記事では、ハイフを受けたのに効果が無かったという理由について解説していきます。
なお、スワンクリニックではハイフの施術を行っており、効果が出る施術の組み合わせも含め、効果が出にくい方には施術を勧めないなどしっかりカウンセリングを行っています。
ハイフを受けたい方は、お気軽にご相談ください。
ハイフを受けたのに効果が無い・・・という場合、施術回数・出力やショット数・たるみの具合・照射部位などが関係していると言えます。
ハイフは、1回でも変化を実感しやすい施術ですが、1回の治療効果は、半年ほどしか持続しません。
そのため照射から3ヶ月から6ヶ月以内に再度照射して、さらに引き締めて効果を持続させていくのが良いと考えられます。
施術回数が少ない場合、長期的なリフトアップ効果を実感しにくいことから、効果が無いと感じてしまう場合もあるのです。
また、継続しないでやめてしまうと引き締まった部分も、また元に戻っていきます。
元に戻ってしまうことで効果が無かったと感じる方もいます。
ハイフを受けたのに効果が実感できないという場合、マシンの出力やショット数が関係している場合があります。
ハイフはエステサロンでも使われていますが、エステサロンの出力はクリニックで使用する機器よりも弱いです。
ハイフは、どのような人も効果が実感できる施術ではありません。
たるみがかなり進行しているという場合は、ハイフだけでは十分なリフトアップ効果を得られない可能性があります。
ハイフだけでなく、糸リフトやヒアルロン酸、ボトックスなどを組み合わせることで、期待する効果を得ることができる場合もあり、カウンセリングの際に、ハイフが適しているのかしっかりと相談する必要があります。
「ハイフを受けたい」と相談して、適応かどうかの説明もないまま受けてしまうと、効果が無かったということにもなりかねません。
説明もなく、すぐに施術をするようなクリニックは避けましょう。
ハイフは皮下組織のたるみが出ている場合には効果的ですが、たるみが出ていないという場合は変化を実感しにくいです。
ハイフには小顔効果もあり、若い方で施術を希望されるケースもありますが、小顔効果を得るなら他の施術が適している場合もあるのです。
たるみがない場合、小顔効果も実感しにくいため、まずはハイフが適応かどうかカウンセリングを受けましょう。
ハイフを受けても皮下脂肪が少ない部位の場合は、効果が実感しにくいです。
額・眉下・首は皮下脂肪が少ないので効果が分かりにくい部位と言われています。
これらの部位のたるみを解消したいという場合は、ボトックスが適しているケースが多いため、まずはカウンセリングで相談してみましょう。
ハイフは、即時効果と二次的効果がある施術です。
施術直後に引き締まった感じを得ることができますが、実は本当に効果を実感できるのは、照射後1ヶ月から3ヶ月後です。
超音波でほどよく熱損傷を受けた部位が、治癒していく過程でコラーゲンやエラスチンなどの生成が促進されることから、この期間に肌にハリが出たり、弾力が増したりします。
そして徐々にリフトアップ効果も得られます。
ハイフを受けて効果が無かったという方の多くが、エステサロンでハイフを受けています。
エステサロンのハイフは、マシンの出力が違うだけでなく、施術方法も医療機関とは異なるため、効果を実感しにくいのです。
医療用のハイフとエステサロンのハイフは、機種も異なります。
そして照射できる出力パワーが全く異なることから、肌の奥深くのSMAS層に届けることができる超音波のパワーも変わってきてしまうのです。
エステサロンでは、最高出力が定められていて、これは医療機関のハイフよりも弱いため、十分な効果を得にくいのです。
医療用ハイフとエステサロンのハイフでは、施術方法やショット数に違いがあります。
ショット数が多いとお得に感じてしまうかもしれませんが、エステサロンの場合、ショット数を増やしていても照射レベルが低いので、医療用ハイフよりも効果は出にくいのです。
医療用よりも出力が弱いので、沢山照射すれば効果があがると思われがちですが、ショット数を増やしても医療用には及びません。
また、施術方法に関してもたるみに効果的な方法を熟知して照射する医療クリニックとは異なり、エステサロンでは経験が浅いスタッフが施術をすることもあります。
そのため、思うような効果が得られない場合があるのです。
効果が無いこともあるとされているエステサロンのハイフですが、違法なものではありません。
もし医療機関で導入するマシンを使っている場合、これは違法となりますが、そもそも両機関で使用しているマシンをエステサロンで導入することは難しいため、そのようなことはないのです。
エステハイフは、全く効果が無いということではなく、継続して回数を重ねればそれなりの効果は得られます。
そのため、誇大広告ということもなく違法とはなりません。
エステサロンのハイフでも効果を得ることはできますが、医療機関で受けるハイフと比べると実感するまでに回数が必要です。
目安として1ヶ月から2ヶ月は継続して施術を受けなければいけません。
医療機関でもエステサロンでも、加齢によりたるみが進行しすぎている方や、施術箇所の脂肪が少ない方はハイフの効果を実感しにくいです。
加齢によるたるみが進行していると、ハイフでSMAS層を引き締めても、十分なリフトアップ効果を得られない可能性があります。
このような場合は、糸リフトやヒアルロン酸、ボトックスなどを組み合わせてしっかりたるみを引き上げるか、切開によるリフトアップを行うほうが適している場合があります。
いずれにしても、まずはカウンセリングでたるみの状態を確認してもらい、適した方法を相談しましょう。
ハイフは、脂肪が多い部位に関しては引き締め効果や小顔効果を実感しやすいですが、脂肪が少ない部位に関しては効果を実感しにくいです。
もともと脂肪が少ない方は、ハイフを受けても十分な効果を得られない可能性があります。
ハイフには、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進させる作用もあり、美肌効果が得られる施術です。
しかし、メインはたるみ改善のため、美肌効果をメインで考えている場合は、ハイフはおすすめできません。
より適した施術もあるため、まずはカウンセリングで相談しましょう。
ハイフの効果は、ショット数が適切でない場合は、肌状態が良くない場合、施術後の肌のお手入れが適切でない場合などに効果を無くしてしまう可能性もあります。
ハイフのショット数が少なすぎる場合は、期待する効果を得にくいです。
クリニックによっては、ショット数を施術料金とともに記載しているケースもありますので、確認してみましょう。
ただし、ショット数が多すぎる場合も、肌にダメージを与えかねないため、適切なショット数でなければいけません。
また、効果は一概にショット数だけに依存しているわけではないので、たくさん当てれば良いというものでもなく、きちんと解剖を熟知して、効果的な照射法を実践することが何より大切です。
ニキビや吹き出物などがある肌でハイフを照射してしまった場合、肌荒れが悪化してしまうリスクがあります。
またハイフの効果も実感しにくくなってしまいます。
ハイフを受ける際は、肌トラブルが落ち着いてからにしましょう。
ハイフはダウンタイムの少ない施術ですが、稀に赤みやほてり、軽度の腫れを生じる方もいます。
このようなダウンタイム期間中に、肌に刺激を与えてしまうと、症状が悪化してしまい期待する効果も得にくくなるため注意しなければいけません。
特に同時に受けたい施術がある場合や、前後で受ける施術がある場合には、必ず申告しましょう。
ハイフの効果を高めたい場合、上手な施術者から受けることやカウンセリングを丁寧にしてくれるクリニック、アフターフォローまで万全なクリニックを選ぶことが重要です。
ハイフは、誰が行っても同じ効果を得られるわけではありません。
肌の構造、たるみの状態をしっかり把握して施術するには、ハイフに精通している医師や看護師の施術を受けるのが良いです。
症例実績の多いクリニックを選びましょう。
ハイフを受けるにあたり、カウンセリングもとても重要になります。
ハイフに適さない人が受けてしまうと効果が得られないということがあるからです。
まずは、どのような状態になりたいのか伝えて、それに合う施術を提案してもらいましょう。
ハイフは、ダウンタイムの少ない施術ですが、万が一のことも考えてアフターフォローも万全なクリニックで受けるようにしてください。
施術後のケア方法に関しても丁寧に説明してくれるクリニックが安心です。
ハイフを受けて効果が無いという方の中には、10代から20代の方もいます。
10代や20代の場合、たるみはほぼないと言えますので、ハイフを受けても効果を実感しにくいでしょう。
若い方でたるみを予防したいという場合は、糸リフトのほうが適している場合もあるため、まずはクリニックで相談しましょう。
ハイフの施術を受ける際、リスクや副作用として赤みや腫れ、火傷、軽度のむくみ感などが出る可能性があります。
また施術後には肌が乾燥しやすくなるため、しっかり保湿しなければいけません。
ハイフは熱を与える施術のため、照射後に肌の赤みや軽度の腫れ・むくみが出る場合があります。
これは時間の経過とともに落ち着いていくものですが、体質によっては長引く可能性もあり、数日経過しても落ち着かない場合、早めにクリニックに連絡するようにしてください。
ハイフは超音波の熱を照射するため、出力が高いと火傷やむくみのような症状が出ることもあります。
これらの症状も時間の経過により落ち着いていきますが、痛みや熱感が強い場合や症状が長引く場合は、クリニックに連絡してください。
照射中に痛みや熱を強く感じる場合は、施術者に伝えて出力を下げてもらいましょう。
ハイフを照射した後は、一時的に肌が乾燥しやすくなります。
保湿をしっかり行い、肌トラブルが起こらないようにしてください。
ハイフの施術は、20代後半~40代で顔のたるみが気になっている方や、ほうれい線やマリオネットラインが気になっている方、できるだけダウンタイムの無い施術を希望される方におすすめです。
20代後半から40代の方でたるみが気になる方は、ハイフがおすすめです。
皮下脂肪のたるみが出やすい年代のため、ハイフの効果も実感しやすいです。
ハイフは、たるみ予防にも効果的で、定期的に受けることで将来のたるみも防げます。
ハイフはほうれい線やマリオネットラインが気になる方におすすめです。
SMAS層からしっかり引きしめるので、深い溝になっているほうれい線やマリオネットラインが目立たなくなります。
ハイフは基本的にダウンタイムが少ない施術です。
長引いたとしても3日ほどで症状は落ち着いていきます。
そのため、ダウンタイムなしで引き締め効果を実感したい方に最適です。
ハイフの施術を受けるなら、実績が多い医療クリニックがおすすめです。
スワンクリニックでは、ハイフの単独施術だけでなく、糸リフトとの組み合わせなどの提案も行っています。
お気軽にご相談ください。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |