2023.02.08:コラム
こちらに辿り着いたということは、比較的新しい美容外科手術である糸リフトについてもっと知りたいと思っている方ではないでしょうか?
もしそうなら、この記事はまさにあなたにぴったりのページです。
ここでは、顔の糸リフトとは何か、糸リフトの種類やデメリットやリスク、施術前に考えておきたいことや医院や先生選びのポイントなど、基本的なことを詳しく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、糸リフトとは何か、そしてなぜ人気があるのかをしっかり理解していただけると思います。
まず、最初にそもそもの顔の糸リフトという施術がどんな美容整形か簡単に解説致します。
大体の方はイメージできているとは思いますが、要はお顔の気になるたるみを糸でリフトアップする施術です。
顔と首の老化に伴うたるみを克服するために考え出された比較的新しい美容整形術で、溶解性の糸を皮膚の深い部分に挿入して施術していきます。
この縫合糸は、顔の中で小さなアンカーの役割を果たし、内側からリフトアップを実現していくのです。
糸リフトは、即効性があり、自然で若々しいお顔になるとあって非常に話題を呼んでいます。
また、気になっている方の多い、顎下のたるみにも行うことができ、その結果はすぐに実感できることが多いです。
このため、より大掛かりで費用のかかる施術に頼ることなく、老化に伴うたるみをしっかり軽減したり、顔の輪郭の見栄えを改善したい人にとっては非常に手軽で魅力的な選択肢と言えます。
ただ、これは後ほど説明することでもありますが、顔の糸リフトにもリスクやデメリットが少なからず存在しています。
場合によっては、感染症や、糸が思わぬ位置に移動してしまったり、感染などの合併症が発生してしまう危険性もあります。
また、糸が皮膚から見えるようになってしまい、好ましくない外観になる可能性もあったりします。
こういったリスクをしっかり取り除くためにも医院や先生選びが重要になってきます。
よほどのことがない限り上で説明したようなリスクが表面化することはないですが、おかしな医院や先生を選んでしまうとそういった可能性は上がってしまいます。
後ほど医院や先生を選ぶ際のポイントもしっかり解説していきますので安心してください。
顔の糸リフトには、吸収型と非吸収型の2種類があります。
吸収性タイプの糸リフトは、時間の経過とともにゆっくりと安全に溶解する糸素材でできているため、追加の除去処置は必要ありません。
一方、非吸収性の糸は、より分解されにくい素材でできており、永続的です。
老化に伴う顔のたるみを軽減するための糸リフトにはいくつかのメリットがあります。
それは、ほとんどの場合、その日のうちに通常の活動に戻ることができることです。
2つ目に挙げられることとしては、施術に伴う傷跡がほとんど残らないということです。
さらに言えば、傷口は通常、生え際や顔や首の後ろ、その他の毛髪のある部分で行われるためほぼ視認することはできないでしょう。
最後に、顔の糸リフトは使用する糸の種類にもよりますが、最大で数年持続するものもあり、コストパフォーマンスに優れている点です。
その他の顔の引き締めは効果が薄いものや、何度も施術に通わなくてはいけないもの、さらに大きな手術(言わずもがな大きな手術にはリスクや高い費用がつきものです)を行わなくてはいけないものなどもあり、安全性や、コスト面含め非常に大きなメリットがあります。
顔の糸リフト手術のための医院や先生を選ぶとき、糸リフトやその他全般的な手術の経験がある形成外科専門医を持つ医師を探すことが重要になってきます。
また、同じような手術を受けた患者のビフォーアフター写真をしっかり確認することも重要です。
ホームページやカウンセリング時に出来るだけ多く症例写真を見ておきましょう。
また、先生が決まった際に、あなたの年齢や、肌の状態、全体的な健康状態などをまずはしっかり医師に説明してみましょう。
さらに、施術前に確認したいことや不安な気持ち、その他の気になることを先生にぶつけてみてください。
先生があなたの気持ちをしっかり汲んでくれるか、そもそもあなたの話しをちゃんと聞いてくれるか、さらには手術前にその手順や、リスク、期待される効果を十分に説明してくれるかどうかを確認してみてください。
また、手術が行われる施設の確認も重要です。
安全で専門的な設備や環境があるかどうかも見ておきましょう。
糸リフトは先で解説してきた通り一般的に安全で、かつ、効果的ではありますが、上記の通り医院や先生選びを間違えればいくつかのリスクがあるのも事実です。
最終的にどんなお顔になりたいのか、あなたの目標やゴールをしっかりと医師に相談して認識を合わせておくことが重要になってきます。
顔の糸リフトは、顔の老化に伴うたるみを軽減するための他の施術よりも優れた施術と言えます。
顔の糸リフトをお受けになった方は、その他の手術方法よりも比較的少ないダウンタイムと、より少ないリスクで優れた結果を達成することができるでしょう。
しかもその効果は他の施術に比べ比較的長く続きます。
あなたの顔に自然で若々しい外観を取り戻してくれる方法を探しているなら、糸リフトは最適な選択肢かもしれません。
ぜひ検討してみてください。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |