2022.12.21:コラム
メスを使わずにたるみを引き上げることができる施術として人気の糸リフトですが、「糸リフトは笑うと痛い」と聞いて、施術をためらう人もいるかもしれません。
笑うと痛い症状や違和感はいつまで続くの。
この記事では「糸リフトは笑うと痛い」といった症状が起こる原因と、症状が出た場合の対処方法を解説します。
糸リフトの施術に興味のある方は、症例数2000件以上のスワンクリニックにぜひお問合せください。
糸リフトはとげのある特殊な糸を皮膚の下に挿入することでたるんだ皮膚を持ち上げる施術で、たるみの改善や小顔に引きしめる効果が期待できます。
挿入した糸の周りでコラーゲンが生成されるとともに癒着するため、糸が溶けた後もたるみを予防してくれる点も魅力です。
糸リフトを受けた方の体験談では笑ったり、口を大きく開けたときに痛みや違和感を感じたといった意見をみかけます。
糸リフトを受けたことがない方でも、皮膚の下に糸を入れ持ち上げるという施術方法から「笑うと痛みを感じるのでは」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
糸リフトの施術後に「笑うと痛い」と感じる理由は、次に上げる3点の状況が考えられます。
糸リフトは、皮膚の下に糸を挿入して皮下組織を持ち上げる施術のため、施術後しばらくは表情を動かした際に違和感を感じることがあります。
直後から全く違和感を感じないという方もいらっしゃいますが、一般的には1~2週間ほどの間に徐々に痛みや違和感、ひきつり感は治まっていきます。
ひきつり感は糸リフト特有の症状なので、術後に糸がなじむまではおこりやすくなる症状です。
どうしても避けたい場合は切開フェイスリフトなど他のリフトアップ方法を検討することも可能ですのでご相談ください。
糸リフトは任意の箇所を摘まみ上げるイメージで施術をするため、皮下組織をひっかける位置や深さなど細かな調整に、たしかな技術が必要になります。
施術者の技術が未熟なために適切な位置に糸が挿入されなかった場合、通常より強いひきつり感や鈍い痛みを感じる場合があります。
施術するクリニックを選ぶ際は、技術がたしかな施術者かどうかを口コミなどで確認するようにしましょう。
たるみをしっかり引き上げたいからといって、溶けにくい糸で強く引き上げすぎる施術を行うと、施術後の違和感につながります。
施術を受ける方の希望も踏まえつつ、経験豊富な信頼できる施術者に顔のデザインをまかせることも必要になります。
仕上がりに納得するためにも、事前に納得のいくまでカウンセリングを実施するクリニックを選ぶことも重要です。
糸リフトの施術の特性上、ひきつり感や笑った時の痛みや違和感がある可能性は認識しておきましょう。
とはいえ、施術後に痛みがあり不安な場合は以下の対処方法を参考にしてみてください。
糸がなじむまではよほどの強い痛みや違和感でない限り、1ヵ月ほど様子を見ても大丈夫でしょう。
前述した通り、1~2週間ほどの間に糸がなじんでいくため痛みや違和感も感じなくなっていきます。
糸がなじむまでの期間は、痛いからといって自己判断でマッサージを行うと、逆に痛みや違和感を強くする可能性があるためやめましょう。
どうしても心配な場合は、施術後1ヵ月以内であっても施術を受けたクリニックに相談するようにしてください。
1ヵ月ほど経過しても、違和感や痛みが治まらない場合は施術を受けたクリニックに相談しましょう。
腫れや内出血を抑えるために術後3日程度は注意が必要な点と、笑うと痛いやひきつれ感を強くせずダウンタイムを短くするために1ヵ月程度は注意が必要な点を紹介します。
術後3日程度は内出血や腫れを抑えるため、血行がよくなる以下の行為は控えるようにしましょう。
・激しい運動は1週間ほどあけると安心
・過度の飲酒
・サウナ、温泉、長風呂
・糸の挿入部(傷口)を触らない
腫れが酷くなることで痛みや違和感も強くなる可能性があるため、施術後3日間程度は控えることをおすすめします。
腫れや内出血が治まっても皮膚の下で糸がなじむまでは、以下の点に注意すると「笑うと痛い」といった症状や違和感を感じにくくなります。
・口を大きくあける
・歯科の治療は2週間程度あける
・糸の挿入されている部分のマッサージ
口を大きく開けると痛みを感じたり、糸の引っかかりがとれてしまうリスクがあるため、2週間程度は歯科治療を避け、日常的にも口を大きく開けないよう意識しましょう。
糸が挿入されている箇所に自己判断でマッサージをすると、糸が外れてしまったり、違和感やひきつり感を強めてしまうリスクがあるため避けてください。
当院で糸リフト(スレッドリフト)を受けた方の症例写真を紹介していきます。
完成は、だいたい1ヶ月くらいですが、こちらは直後です。
糸リフトとエラのボトックスを施術しています。
こちらの患者様はリフトアップもとても上手くはまっており、頬が程よくこけ、程よく改善させたい組織の下垂があり、執刀医としても非常にやりがいのある症例でした。
下垂した組織をくぼみにはめ込むように本来あるべき位置へ復元しました。
真上に上げると頬が盛り上がり、ただ膨らんだ顔になってしまうので、斜め上に持ち上げるのがポイントです。
これまで当院で何回も糸リフトを経験された方も多く、そういう方に「今までで一番変わりました!」と言っていただけると、とても嬉しいです。
糸リフトはレーザー治療より効果的で、手術より手軽にたるみを改善できる施術ですが、施術者の技術によってトラブルが起こる可能性のある施術です。
施術をうけるクリニックを選ぶ際は、経験や実績が十分にあり、カウンセリング等をしっかりとおこなっているクリニックを選ぶようにしましょう。
スワンクリニックは2000件以上の実績と施術を受けた多くの方がリピートを希望される、たしかな技術があります。
一人ひとりの症状や好みに合わせて糸リフトやその他のセットメニュー等をご提案をさせていただいておりますので、お顔の悩みはぜひご相談ください。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |