2022.10.16:コラム
手軽なリフトアップ治療として人気にHIFU(ハイフ)ですが、一部で施術したあとにたるみが悪化したという声もあるようです。
ハイフで失敗してしまう原因と失敗しないための対策、ハイフが向いていないひとの特徴などを紹介します。
スワンクリニックでは、カウンセリングを通してお客様ひとりひとりのお悩みや肌の状態を確認し、将来的にも施術をうけてよかったと思っていただけるよう、治療計画をご提案しています。
HIFU(ハイフ)の一部の口コミには、「ハイフを施術してたるみが悪化した」「ハイフの効果を感じられなかった」といった残念なものがあり、安全で効果の高い治療とうたわれることが多いハイフでも、実際に一部の失敗事例があります。
どのような失敗が起きてしまっているのか、失敗を避けるために注意することはなにか、解説していきます。
HIFU(ハイフ)は肌の奥の脂肪層~筋膜層へ熱エネルギーを与えることで、筋組織を刺激し肌の土台から引き上げるしくみです。
超音波の熱エネルギーは、肌の表面を通過して脂肪層~筋膜層へ伝わるのですが、照射パワーが強かったり照射の角度が正しくないと、皮膚を通過する際や、超音波が骨にあたって跳ね返って、皮膚の表面へダメージを与えてしまうのです。
照射パワーの調整や照射するときのマシンの角度は、施術者の技量による問題です。
正しい知識と高い技術力をもった医療従事者による施術を受けるようにしましょう。
HIFU(ハイフ)の施術の副作用で、肌が腫れてしまうことがあります。
ほとんどの場合、腫れは1週間程度でひいてきますが、顔の脂肪が多い方の場合は腫れがひくまでに時間がかかってしまいます。
ハイフの施術で照射する超音波は、筋組織のタンパク質へはたらきかけて引き締めの作用を発揮します。
脂肪が多い場合は、熱エネルギーによるタンパク質の熱変性の影響を強く受けてしまうので、肌が腫れやすいです。
そもそも顔の脂肪が多い方にはハイフ単体での治療が向いていない場合があります。
その判断はクリニックの医師がするものなので、医師の経験と判断力が重要になります。
HIFU(ハイフ)はマシンの種類によっては脂肪分解の効果もあります。
脂肪分解の効果があるハイフを頻回に受けてしまうと、肌の皮下脂肪が減りすぎてしまい、痩せこけて老けたような印象になります。
マシンの特性とあわせて、ハイフの施術頻度については医師へ相談するようにしましょう。
HIFU(ハイフ)の失敗事例のひとつとして、リフトアップやたるみ改善の効果を感じられなかった、ということがあります。
リフトアップやたるみの改善を目指して施術を受けたのに、効果を得られないのはとても残念な気持ちになりますよね。
ハイフは人気が高い施術ではありますが、個人の肌の状態や脂肪のつき方によって向き不向きがあります。
このあと詳しく解説します。
HIFU(ハイフ)の施術がたるみ改善の効果がないといわれてしまう原因について解説します。
ハイフの施術は熱エネルギーの照射によって効果を得るものなので、照射時の熱エネルギーが弱すぎたり施術を受ける頻度が少ないと効果が出にくいです。
ほかにも以下に紹介するような理由でたるみ改善効果を感じられないことがあります。
HIFU(ハイフ)をうつ部位によっては、たるみ改善の効果を感じにくかったり、老けたようにみえてしまうことがあります。
注意するべき部位は、頬や首元への照射です。
頬や首元にハイフを頻回に照射してしまうと必要以上にシャープになってしまい、痩せこけたような、老けた印象になってしまいます。
HIFU(ハイフ)はある程度の皮下脂肪があり、加齢にともなうたるみの改善に効果があります。
極端に顔の脂肪が多い場合や、脂肪が少ない場合はハイフの効果を感じられません。
超音波の熱エネルギーで皮膚の土台となる筋膜層が引き締まったとしても、脂肪が厚すぎると皮膚の表面のたるみ改善が困難です。
また、脂肪が少なすぎても頬がこけてやつれた印象になってしまいます。
それではHIFU(ハイフ)の効果を感じにくいひとについて具体的に紹介していきます。
もともと肌のたるみが強くない場合、HIFU(ハイフ)の施術効果を感じにくいことがあります。
ハイフは肌の土台となる筋組織のゆるみや、加齢によるたるみに対してアプローチする施術です。
10〜20代前半の方はそもそも肌のたるみがほとんどないため、ハイフをおこなっても効果を感じにくいです。
もともと顔のたるみが少ない場合も、年齢が若い場合と同様にHIFU(ハイフ)をおこなっても施術効果を感じることができません。
たるみのない肌にリフトアップやアンチエイジングのたるみ治療をおこなってもあまり変化がないと言えるでしょう。
たるみがかなり進行してしまっている場合もHIFU(ハイフ)のみの治療では効果を感じにくいことがあります。
ハイフは肌の内部である筋膜層からの引き締め効果がありますが、皮膚自体のたるみが強いと内部からの引き締めでは十分にリフトアップ効果を感じられません。
HIFU(ハイフ)でたるみを悪化させないためには、肌の状態を正しく判断して適切な方法で施術を受けることが重要なため、クリニック選びの方法をご紹介します。
HIFU(ハイフ)の施術は美容クリニックのほかにサロンでも受けることができます。
サロンのメリットは、美容クリニックと比べて低価格でハイフを受けられることです。
しかしサロンは医療機関ではないため、ハイフで照射できるエネルギーに制限があり美容クリニックよりも低い出力での施術となるため、効果を感じにくいです。
また、サロンには医療者がいない可能性もあり、万が一やけどなどの副作用のトラブルが起きてしまった場合、その場で医師に診てもらえない可能性があります。
安全面と効果の面で総合的に考えると、医療機関である美容クリニックでの施術がおすすめです。
HIFU(ハイフ)の施術前には施術者とのカウンセリングをしてもらいましょう。
カウンセリングでは施術方法や経過の説明とあわせて、肌の状態を医療者にしっかりとみてもらい、ハイフの施術で期待する効果を得られるか事前に確認しておきましょう。
肌の状態やたるみの進行具合によっては、HIFU(ハイフ)の施術と他の治療を併用した方が良い効果が得られることもあります。
美容クリニックであれば、ヒアルロン酸注射や糸リフト、場合によっては切開をしてのリフトアップなどさまざまな施術方法を検討できます。
治療の判断も医師の技量のひとつなので、やはりクリニック選びは重要なポイントといえます。
スワンクリニックでは、ウルトラセルQ+ハイフという最新のマシンを導入しています。
照射の強さや深さを広く選択できるマシンなので、顔全体のリフトアップはもちろん口横のたるみやシワの改善も可能です
カウンセリングでは施術者である医療者がしっかりと肌の状態を確認し、お客様の理想の状態になるよう施術内容をご提案いたします。
アフターケアも充実していますので安心して施術を受けていただけます。
美容医療に関するご相談、お悩みはスワンクリニックへお問い合わせください。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |