2025.03.28:コラム
「小陰唇縮小術の相談に行ったら大陰唇縮小術をすすめられた。本当にやった方がいいの?」
今回は、小陰唇縮小術と同時に大陰唇縮小術を行うべきか、適応条件について解説します。
スワンクリニック銀座では、小陰唇縮小術や大陰唇縮小術を提供しています。
陰部の悩みがある方は最後までお読みください。
小陰唇縮小術の相談に行った際、大陰唇縮小術などの手術を併せてすすめられることがあります。
大陰唇縮小術は、大陰唇の余分な皮膚を切除・縫合し、悩みを改善する手術です。
大陰唇と小陰唇の違いは以下のとおりです。
「大陰唇」
陰部の外側にあるふっくらとした部分です。
小陰唇や膣口を保護したり、摩擦や刺激から守るクッションのような役割も担っています。
「小陰唇」
大陰唇の内側にあるひだの部分です。
尿道や膣口を覆い、乾燥や細菌感染を防ぐ役割があります。
大きさや形は個人差があります。
小陰唇縮小術だけで十分な場合が多いです。
しかし、以下のような症状や悩みがある場合は、大陰唇縮小術の併用を検討することをおすすめします。
スワンクリニック銀座の大陰唇縮小術はこちらをご覧ください。
大陰唇肥大(大きくなる)やたるみが見られる方は、大陰唇縮小術を行った方が良いです。
大陰唇肥大やたるみが原因で、小陰唇が目立ったり、さまざまな不快感が現れたりすることがあるためです。
大陰唇の肥大やたるみは、手術以外では改善が期待できません。
そのため、小陰唇縮小術と一緒に行うことをおすすめします。
慢性的な不快感がある方も大陰唇縮小術を受けることをおすすめします。
不快感の症状は以下のとおりです。
不快感の原因は、大陰唇の肥大やたるみが考えられます。
大陰唇が下着にこすれて痛みやかゆみが生じたり、陰部が密閉されて湿気がこもり、菌が繁殖してかゆみが生じたりするのです。
放置すると悪化し、ほかの症状を引き起こすこともあります。
慢性的な不快感がある方は手術をすることで改善が期待できます。
大陰唇の見た目がコンプレックスになっている方にもおすすめです。
大陰唇の形には個人差がありますが、以下のような場合に気になる人が多いです。
症状が出ていなくても、手術を受けることで自信を持てるようになる方も多いです。
ただし、たるみや皮膚の余りが少ない場合、リスクもあります。
適応かどうかは専門家の診断が必要です。
複数のクリニックで相談し、しっかりと考慮してから行いましょう。
適応しない方が必要以上に大陰唇を切除してしまった場合、リスクがあります。
「傷痕が気になる」「仕上がりが不自然」といった理由で、修正を希望される患者さんも多いです。
リスクについて解説します。
大陰唇を切り取り過ぎると、膣が乾燥しやすくなります。
膣口が露出するためです。
大陰唇には、膣口を摩擦や細菌、乾燥から守る役割があります。
たるみや脂肪が少なかったり切除しすぎたりすると、長期的に外気にさらされやすくなり、乾燥しやすくなるのです。
大陰唇肥大やたるみの症状が出ていない場合や切り取りすぎた場合、傷痕が残り目立つことがあります。
縫合がしづらかったり、縫合部分が引っ張られるためです。
また、切除しすぎることで、周囲との色に差が出て目立つこともあります。
大陰唇縮小術の傷痕は縦に長くなる傾向があります。
傷痕が残っても気にしない、傷痕よりも黒ずみやたるみが気になる方以外は、控えたほうがよいでしょう。
大陰唇を切り取り過ぎると、仕上がりが不自然になることがあります。
大陰唇が小さくなって小陰唇が目立ったり、膣口が強調されたりするためです。
また、左右のボリュームに違いが出ることもあります。
不自然さを改善するには、大陰唇に脂肪を入れるなどの手術が必要になります。
大陰唇縮小術を適応した場合の手術の流れは以下のとおりです。
1.カウンセリング
婦人科形成専用の問診表に記入し、悩みを確認します。
小陰唇の長さや形状、色、大陰唇のたるみ具合などを確認し、手術の適応をチェックします。
2.会計
当院はすべて先会計です。
現金払いやカード払いのほかに医療ローンなども利用できます。
小陰唇縮小術と大陰唇縮小術を一緒に行うと高額になるため、医療ローンの利用を希望する方はご相談ください。
3.マーキング
切除する皮膚の量やデザインをペンでマーキングし、正確な切除範囲を確認します。
左右差がないか、自然な仕上がりになるか、切除しすぎないかなどをしっかりとチェックします。
4.手術
手術中は下半身を脱ぎますが、カバーで足を包み保温しながら行います。
また、専用の下脚台を使用することで、下肢への負担を軽減し、神経障害などの合併症リスクを軽減します。
5.アフターケア
術後10日後にLINEによるフォローアップを行います。
術後の過ごし方や患部の様子など、疑問や不安があればご相談ください。
小陰唇縮小術の相談で、大陰唇縮小術をすすめられることもありますが、不要なケースもあります。
必要がない方が大陰唇縮小術を行うとリスクがあります。
大陰唇縮小術を行った方が良いのか悩んでいる方はスワンクリニック銀座にご相談ください。
スワンクリニック銀座では、経験豊富な専門医が手術を担当し、傷痕や仕上がりに配慮した治療を行います。
ぜひ、ご予約ください。
医師
中島 悠希
2015年 | 日本医科大学 卒業 |
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2017年 | 慶應義塾大学形成外科 入局 以後、関連病院形成外科勤務 |
2024年 | スワンクリニック銀座 入職 |
日本形成外科学会形成外科専門医 |
日本形成外科学会 |