2025.02.11:コラム
女性のデリケートゾーンのお悩みで特に多いのが、気になる匂いです。
この匂いは日頃のケアも大切ですが、婦人科形成手術によって改善できる場合もあります。
この記事では、デリケートゾーンの気になる匂いの原因や改善方法について詳しく解説します。
スワンクリニック銀座では、婦人科形成手術によってデリケートゾーンの気になる匂いを改善しています。
デリケートゾーンの匂いにお悩みの方は、ぜひ当院までお問い合わせください。
デリケートゾーンのお悩みで特に多いのが、デリケートゾーンから発生する匂いが気になることです。
以下では、デリケートゾーンから気になる匂いが生じる主な原因について解説します。
下着の中で雑菌が繁殖することで、匂いが発生しやすくなります。
デリケートゾーンは常に多湿な環境にさらされており、さらに下着や生理用ナプキンの使用によって蒸れやすくなります。
この蒸れた環境は通気性が悪くなり、雑菌が繁殖しやすい条件が整ってしまいます。
また、汚れの付着も雑菌が繁殖しやすくなる一因です。
性器周辺の形状によっては、汚れが溜まりやすく、洗いにくい場合があります。
このような状況では、残った汚れが雑菌の温床となり、嫌な匂いの原因となります。
特に、皮膚の折りたたみ部分やシワの中に汚れが溜まりやすく、洗浄が不十分な場合、匂いが発生しやすくなります。
外陰部臭症は、すそわきがとも呼ばれ、デリケートゾーンからわきがと同じような匂いが発生する状態です。
外陰部臭症の主な原因は、陰部に存在するアポクリン腺という汗腺です。
アポクリン腺は、体の特定の部位、特に脇や陰部に集中して存在しており、普通のエクリン腺とは異なるタイプの汗を分泌します。
この汗には脂肪やたんぱく質が多く含まれており、それが皮膚の表面に出ると、脂肪酸や細菌と混ざり合い、独特の匂いが発生するのです。
デリケートゾーンの嫌な匂いは、多くの女性にとって大きな悩みの一つです。
この匂いは、日常生活や人間関係において気になるポイントとなり、自信を失わせる要因にもなります。
以下では、デリケートゾーンの気になる匂いを解消するための効果的な方法について詳しく解説します。
デリケートゾーンの匂いは、小陰唇縮小術によって改善されることがあります。
小陰唇縮小術は、肥大した小陰唇を切除し、見た目や機能の改善を行う治療で、匂いの改善にも有効です。
具体的には、小陰唇のヒダが大きくて蒸れやすい、あるいはヒダが何層にも重なっていて汚れが溜まりやすい場合に、小陰唇縮小術が特に役立ちます。
スワンクリニック銀座で小陰唇縮小術を受けた患者様に対するアンケート結果では、多くの方がこの手術を受けた動機として、見た目の改善に加えて衛生面の向上を挙げています。
小陰唇縮小術により、小陰唇のヒダの大きさを整え、スッキリさせることで、デリケートゾーンを清潔に保ちやすくし、匂いの発生を抑えることができます。
スワンクリニック銀座では、患者様のさまざまな悩みに対応するため、小陰唇縮小術に加え、以下のような婦人科形成手術にも対応しています。
これらの施術は単独でも受けられますが、患者様の状態やご希望に応じて、組み合わせて行うことも可能です。
当院では、経験豊富なスタッフが丁寧なカウンセリングを行い、患者様一人ひとりの悩みや希望に寄り添った最適な治療法をご提案しています。
外陰部臭症が原因で匂いが発生している場合、陰部臭改善ボトックス注射が有効な治療法です。
この施術では、外陰部にボトックスを注射することで、汗腺の働きを抑制します。
その結果、汗の分泌が減少し、嫌な匂いが軽減されます。
ボトックス注射は効果が一時的で、持続期間は通常4~6ヶ月程度ですが、定期的に注射を行うことで、汗腺が徐々に委縮し、効果の持続期間が長くなります。
また、匂いの軽減効果もさらに高まることが期待できます。
デリケートゾーンへの注射というと、痛みや不快感を心配する患者様も少なくありません。
スワンクリニック銀座では、患者様がリラックスして治療を受けられるように、麻酔クリームと笑気麻酔を併用しています。
これにより、痛みが大幅に軽減され、安心して治療を受けていただけます。
デリケートゾーンの日常的なケアとしては、専用のソープでデリケートゾーンを洗いましょう。
通常のボディーソープや石鹸は、アルカリ性で洗浄力が強めのものが多いため、デリケートゾーンには刺激が強すぎる場合があります。
このような洗浄剤を使用すると、デリケートゾーンの敏感な肌がかゆみや乾燥を引き起こすことがあり、その結果、雑菌が繁殖しやすくなり、嫌な匂いの原因となることがあります。
そのため、デリケートゾーン専用のソープを使用して、優しく丁寧に洗うことが大切です。
ただし、デリケートゾーンの形状によっては、汚れが溜まりやすく、通常の洗浄だけでは不十分な場合があります。
特に、小陰唇のヒダが大きく重なっている場合や、外陰部臭症がある場合は、専用ソープでの洗浄だけでは根本的な解決にはならないことがあります。
デリケートゾーンの気になる匂いは、多くの女性が抱える悩みです。
この匂いに対しては、日常的なケアも重要ですが、クリニックでの治療により根本的な原因に対処できる場合があります。
性器の形状によって蒸れや汚れが溜まりやすい場合には、婦人科形成手術が有効です。
また、外陰部臭症の場合にはボトックス注射が効果的です。
スワンクリニック銀座では、さまざまな婦人科形成の治療に対応しており、デリケートゾーンの匂いの改善も行っています。
デリケートゾーンの匂いにお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。
形成外科専門医/大学病院形成外科医局長
鈴木 愛弓
2015年 | 埼玉医科大学 医学部卒業 |
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2017年 | 埼玉医科大学総合医療センター 形成外科・美容外科入局 |
2019年 | 関連病院形成外科 (国立がん研究センター 東病院、東京都立小児総合医療センター) |
2022年 | 形成外科専門医取得 埼玉医科大学総合医療センター 形成外科・美容外科 |
形成外科専門医 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科医局長 |