2024.10.30:コラム
クリトリスが小さいことは多くの女性にとって悩みの種です。
なぜなら、小さすぎるクリトリスはさまざまな不安や問題を引き起こすことがあるためです。
クリトリスが小さく見える原因の一つに「クリトリス包茎」があります。
本記事では、クリトリス包茎の定義、原因、症状、そして治療法について詳しく解説します。
クリトリスが小さくて悩んでいる方は最後まで読んでみてください。
スワンクリニック銀座では、クリトリス包茎や小陰唇縮小術を提供しています。
興味のある方は、ぜひご相談ください。
クリトリスが小さい原因に「クリトリス包茎」があります。
クリトリスは尿道口の上に位置する小さな豆のような膨らみです。
個人差によって異なりますが、一般的には直径5〜10mm程度の大きさがあります。
クリトリスの周りには皮(包皮)があり、大人の場合クリトリスは1/3から2/3は露出していることが普通です。
クリトリス包茎は包皮がクリトリスを覆い隠すため、実際より小さく見えることがあります。
真性と仮性があり、指で広げると剥けるのが仮性包茎、剥けない場合は真性包茎です。
クリトリス包茎の主な原因は以下の3つです。
小陰唇は膣口の周りにある薄い皮膚のひだの部分(俗に「ビラビラ」と呼ばれる)です。
小陰唇が大きくなると包皮も余りやすくなり、特にVライン側が大きい場合、クリトリス包茎の原因となります。
遺伝による先天性、思春期や妊娠・出産の女性ホルモンの影響、疾患や加齢によるたるみなどが小陰唇肥大の原因です。
また、デリケートゾーンの衛生状態が悪化すると包皮が剥けにくくなることもあるため、適切なケアを行うことが重要です。
クリトリス包茎はトラブルを引き起こすことがあります。
以下に、よくある悩みについて詳しく説明します。
クリトリス包茎の場合、臭いが気になることがあります。
クリトリスと包皮の間に尿や粘膜、おりものや経血などの汚れがたまりやすいためです。
その結果、菌が繁殖し、臭いの原因となるのです。
また、汚れを長く放置するとクリトリスと包皮が癒着し、炎症を引き起こすこともあります。
デリケートゾーン専用のソープを使用し、優しく洗浄することで臭いを軽減できる場合があります。
また、通気性の良い下着を選ぶことも効果的です。
クリトリス包茎をコンプレックスに感じる方もいます。
知識として知っている一般的なクリトリスと違うと「自分のクリトリスは何か変」と気にかかるためです。
真性のクリトリス包茎は勃起しても露出しません。
そのため、パートナーの反応や性交渉に不安になり、消極的になる方も多いです。
このようなコンプレックスは心理的な負担になることがあります。
専門医に相談することで、適切なアドバイスや治療法を見つけることができます。
クリトリス包茎の場合、性交渉時に快感を得にくいことがあります。
クリトリスが包皮に覆われていることで感覚が鈍くなるためです。
愛撫されたり自分で触ったりしても気持ちよく感じることがほぼありません。
また、性的興奮でクリトリスが大きくなっても露出できないため、痛みを感じることもあります。
不感症ではないかと心配になる方や、性交渉に対して苦手意識を持つようになる方も少なくありません。
不感症は性生活の質を低下させる可能性があります。
専門医に相談して、適切な治療法(手術や非外科的な方法など)を検討しましょう。
小さいクリトリスの悩みに対して、陰核(クリトリス)包茎術が有効です。
また、小陰唇肥大が原因でクリトリス包茎になっている場合は、同時に小陰唇縮小術を行うことも推奨されています。
それぞれどんな施術なのかを解説します。
陰核(クリトリス)包茎術は、包皮を切除してクリトリスを露出させ包茎を改善する施術です。
陰核はクリトリスの正式名称です。
過剰な包皮を切除することで適度にクリトリスを露出させ、形を整えて縫い合わせます。
切除ラインを正確にデザインして適度に包皮を除去することで、以下のようなメリットがあります。
また、傷跡は皮膚のしわなどに隠れるため、目立ちません。
小陰唇縮小術は、小陰唇(膣口の周りにある薄い皮膚のひだ)を切除して縫い合わせる施術です。
小陰唇肥大が原因のクリトリス包茎では、包皮を切除しても小陰唇がクリトリスを覆うことがあります。
そのため、小陰唇も一緒に切除が必要です。
スワンクリニック銀座の小陰唇縮小術は小陰唇の先端をV字に切除し、その両端を縫合するため、自然に仕上がります。
また、溶ける糸を使用して特殊な中縫い技法で縫合するため、糸の食い込み跡が残りにくいです。
陰核(クリトリス)包茎術と小陰唇縮小術は同じ日に施術できます。
ただし、施術が必要かどうかは個人差によって異なるため、クリニックに確認してください。
クリトリスが小さい原因がクリトリス包茎の場合、陰核(クリトリス)包茎術で改善が期待できます。
場合によっては小陰唇縮小術も一緒に行うことがあります。
クリトリス包茎は自然に改善することはほとんどありません。
日頃からクリトリスの状態を定期的に確認し、変化があれば早めに専門医に相談することが重要です。
スワンクリニック銀座では、経験豊富な専門医による丁寧なカウンセリングを通じて、個々の症状に適した治療法を提案しております。
クリトリス包茎でお悩みの方は、ぜひスワンクリニック銀座のカウンセリングをご検討ください。
形成外科専門医/大学病院形成外科医局長
鈴木 愛弓
2015年 | 埼玉医科大学 医学部卒業 |
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2017年 | 埼玉医科大学総合医療センター 形成外科・美容外科入局 |
2019年 | 関連病院形成外科 (国立がん研究センター 東病院、東京都立小児総合医療センター) |
2022年 | 形成外科専門医取得 埼玉医科大学総合医療センター 形成外科・美容外科 |
形成外科専門医 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科医局長 |