2024.07.23:コラム
陰部のできものができてしまい、痛みを感じたりしこりを見つけたりして不安な思いを経験されたことのある女性もいらっしゃるでしょう。
陰部は尿道口や肛門と近く、細菌やウイルスが入り込みやすい位置にあります。
陰部のできものの原因はさまざまですが、細菌や汚れによる炎症もそのひとつです。
陰部を清潔に手入れしやすくするために、「小陰唇縮小術」という婦人科形成があります。
今回は、陰部にできものができる詳しい原因と小陰唇縮小術について症例写真を交えて解説します。
女性器や陰部に関するお悩みは、ぜひスワンクリニック銀座へご相談ください。
女性の陰部とは、大陰唇・小陰唇、その周辺の女性器をさします。
陰部のできものの原因で多いものを一部紹介します。
陰毛は太くて濃く、毛穴もしっかりとしています。
細菌や汚れが毛穴に詰まると細菌の温床となり、ニキビができてしまうことがあります。
ニキビはつぶさずに、入浴時に泡で優しく洗ったり尿をしっかりと拭き取るなど、清潔に保つよう注意すれば自然に治ることがほとんどです。
毛嚢炎とは、毛穴の奥の毛根付近にある毛嚢、毛包とよばれるところで起こる炎症です。
カミソリで陰毛を剃ると皮膚表面や毛穴が傷つき、毛根付近にまで細菌が入り込んでしまうことがあります。
ニキビでは痛みやかゆみはあまり感じませんが、毛嚢炎はできものとあわせて痛みやかゆみを感じることも多いです。
バルトリン腺とは膣口付近にある腺で、性行為のときには潤滑液を分泌する役割があります。
なんらかの原因でバルトリン腺が詰まってしまい粘液がたまってしまうと、腫れてしこりができてしまいます。
陰部にできものができてしまった、という主訴で婦人科に来院する方に多い症状です。
尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、梅毒、といった性感染症に感染したときも陰部にできものができます。
素人にはニキビと性感染症との判別は難しく、医療機関で専門医の診察を受けたり検査をして性感染症に適した治療をする必要があります。
性感染症は放っておいても治ることはなく、不妊症になったり生命に関与する重症になってしまうこともあります。
陰部のできものの原因について紹介しましたが、どれも自分で観察して診断できるものではありません。
医師の診察や細胞検査を受けて、陰部のできものの原因を明らかにしましょう。
もしも性感染症だった場合は、正しく薬を使用しないと完治しません。
性感染症は不妊の原因にもなるので、陰部のできものは放っておかずに必ず婦人科を受診しましょう。
陰部は粘膜組織が多く、ヒダがあって形が複雑です。
とくに一番内側のヒダである小陰唇は、陰毛や生理によって蒸れやすく、汚れも溜まりやすい箇所です。
小陰唇の形を整えて手入れをしやすくする方法のひとつに、「小陰唇縮小術」があります。
小陰唇縮小術は婦人科形成のひとつです。
小陰唇に汚れがたまると細菌の繁殖や臭いの原因にもなり、炎症によるできものやニキビができてしまうこともあります。
小陰唇縮小術は見た目の改善だけではなく、陰部の清潔維持にとても効果的です。
小陰唇縮小術について画像付きで解説していきます。
将来的な介護や衛生面を考えて小陰唇縮小術をご希望された方です。
小陰唇の左右の大きなヒダの部分を自然な形に整え、洗いやすくなりました。
また、日常的なヒダの巻き込みもなくなり痛みや違和感が解消されました。
小陰唇の大きさや左右差といった外見的なことと、蒸れによる衛生面が気になり手術をご希望された方です。
足を閉じたときに見えない程度の大きさにすっきりと整え、ムレ感も改善されました。
小陰唇の大きさと蒸れによる痒みが辛いため、手術をご希望された方です。
小陰唇縮小術で外陰部全体の印象がすっきりし、擦れも改善したためかゆみも解消されました。
スワンクリニック銀座は、婦人科形成専門の美容クリニックで、小陰唇縮小術の執刀数は日本一です。
女性のさまざまなデリケートなお悩みに寄り添ってきました。
陰部のできものや小陰唇縮小術についてのお悩みは、スワンクリニック銀座へご相談ください。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
---|---|
2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |