2024.01.26:コラム
「女性器の大きい部分や黒ずんでいる部分が気になる」
「女性器を切除したくて調べているけれど、外国の習慣のことばかりがでてくる」
女性器の大きさや黒ずみ、摩擦に悩み、切除できるのか知りたいと思う方は少なくありません。
しかし検索すると、海外の女性性器切除(FGM)の情報ばかりで戸惑うこともあります。
そこでこの記事では、美容医療として行われる女性器切除について、概要や施術の種類、特徴を解説します。
女性器の悩みを解決したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
また、スワンクリニック銀座では女性器に関する施術を行っています。
お悩みの方は気軽にご相談ください。
女性器切除には2つの意味があります。
ひとつはFGM(女性性器切除)と呼ばれるもので、医学的な理由なく女性器の一部を切除したり、傷つけたりする習慣です。
おもにアフリカや中東、アジアの一部の国々で行われてきましたが、非人道的な悪習として世界的に強く批判されています。
もうひとつは、美容医療の分野で行われる医療としての施術です。
FGMとは違い、女性器の形や大きさによる不快感や見た目の悩みを解消することを目的とし、医学的に安全な環境で行われます。
ここからは、美容医療として実際に行われている施術について説明します。
美容医療における女性器切除とは、女性器を整えるために余分な部分を切除し、大きさや形を整える施術のことです。
おもに行われるのは婦人科形成で、見た目の改善だけでなく機能面での改善も目的としています。
具体的には、次のような悩みの改善が期待できます。
施術方法や内容は悩みや症状によって異なるので、一度クリニックへ相談することをおすすめします。
女性器切除という言葉から、性感度の低下や妊娠・出産への影響を心配する方も少なくありません。
実際には、美容医療として行われる婦人科形成は膣や子宮の働きには影響しないため、妊娠や出産に影響はありません。
また、性感に関しても神経を傷つけることはなく、一時的に感覚が鈍くなることはありますが傷の回復とともに元に戻ります。
ただし、術後の過ごし方や医師の技術によっては、腫れや強い痛み、血腫や感染といったリスクが生じることもあります。
リスクを防ぐためには、経験豊富な医師に手術をしてもらいましょう。
また、清潔を保ち、医師の指示に従って安静に過ごすことも大切です。
女性器切除にはいくつかの施術方法があり、それぞれに特徴や目的があります。
ここからは、スワンクリニック銀座で受けられるおもな施術について、その内容を解説します。
大陰唇は、太ももの付け根と小陰唇の間にある毛が生えている部分を指します。
大陰唇縮小術とは、大陰唇が肥大した箇所や黒ずみが目立つ部分を切開して縫合し、女性器の形を整える施術のことです。
また、大陰唇のふくらみだけでなく、大陰唇と小陰唇の間がシワになっている箇所を切除することで、ハリを出すことができます。
小陰唇縮小術は、余分な小陰唇部分を切除して大きさや形を整えて縫い合わせる施術です。
小陰唇とは、女性器の両脇にある膨らんだ部分の内側にある薄いヒダ状の部分を指します。
患者様のお悩みとして、主に大きさや左右差、ギザギザ、黒ずみなどがあります。
小陰唇縮小術を受けることによって、女性器を生まれながらの自然できれいな形に整えることが可能です。
副皮切除術とは、余分なヒダを切除して女性器の形を整える手術のことです。
この施術を行うことで、ニオイや摩擦の不快感、見た目に関する悩みの改善が期待できます。
副皮は人によって全くない方や2重3重ある方、片方だけある方と様々なので、どんな形でも異常ではなく、必ず手術が必要というわけではありません。
しかし、ヒダの間に垢が溜まり臭いの原因となってしまう場合は治療した方が良い可能性があります。
副皮切除術は、小陰唇縮小術と一緒に行われることが多いです。
手術前に大きさや形など、患者様の希望をしっかりと確認したうえで行います。
クリトリスの外側には包皮と呼ばれる全体に覆いかぶさっている皮膚があります。
包皮には個人差があり、通常よりもたくさんの包皮に覆われていて刺激などがあっても容易にクリトリスが露出しないことを「陰核(クリトリス)包茎」といいます。
陰核包茎によって、性交時に感じにくくなったり、刺激によって皮膚が擦れて痛みやかぶれが起こったりする可能性があります。
陰核(クリトリス)包茎術は、過剰なクリトリス包茎を部分的に切除し、クリトリスを適度に露出させて形を整える施術です。
陰核(クリトリス)包茎術を行うことで、女性器を清潔に保つことができますので性交時の感度が向上します。
処女膜は膣の入り口にある厚さが1mm程度のとても薄い粘膜で、処女膜の一部を切開することを処女膜切開術といいます。
この施術を受けることで膣の入り口を広げることができ、性交時の挿入をスムーズにすることが可能です。
不要に狭くなっている部分のみを丁寧に切開することで、施術後に膣が緩くなる心配はありません。
会陰とは膣口から肛門の間の部分を指し、VIO脱毛で言われているIラインとOラインの間のことです。
会陰部の余剰な皮膚や会陰切開跡傷跡を切開することを「会陰部贅皮切除術」といいます。
この施術では、出産時の会陰切開による傷跡をきれいにしたり、膣口の緩みや見た目を改善したりすることができます。
女性器の大きさや黒ずみ、摩擦などに悩んでいても、切除できるのかがわからずに一人で抱えてしまう方は少なくありません。
そのようなお悩みはスワンクリニック銀座にご相談ください。
スワンクリニック銀座では、少しでも患者様が安心して相談できるような雰囲気のクリニックを目指しています。
当院は症例数が8,200件を超えている婦人科形成の専門医なので、患者様のお悩みや症状に寄り添って改善することが可能です。
すべての患者様と真摯に向き合うことによって、明るい未来へ導くお手伝いができると考えています。
女性器のお悩みを解消したい方は、ぜひスワンクリニック銀座での施術をご検討ください。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |