2023.10.26:コラム
糸リフトの効果は一時的なのか半永久的なのか、ネット上ではさまざまな意見があり、何が正解かわからなくなっていませんか。
結論から申し上げると、糸リフトには半永久的な効果はありません。
糸リフトによる実感が薄くても、なにもしていないのとは大きく異なる効果があるため、説明の仕方によって意見がばらついているようにみえてしまいます。
この記事では、糸リフトのもたらす効果について解説し、糸リフトの効果を半永久的に近付けるためにできることを紹介します。
たるみの進行を遅らせて、若々しいお顔を保ちたいとお考えの方はスワンクリニック銀座へご相談ください。
糸リフトにはリフトアップ効果とタイトニング効果があり、実感しにくい長期的な効果は組織を引き締めるタイトニング効果です。
糸リフトは施術直後の状態が半永久的に維持されるわけではありません。
長期的な効果は、糸リフト挿入の刺激により引き締められた周りの組織は何もしていない状態とは全く別物で、長期的な財産になるという意味です。
糸リフトの効果の経過は図で説明するとわかりやすく、手術直後から半年までの間は、リフトアップの力が強く働きます。
その後、糸の吸収とともに引き上げの力は弱くなりますが、何もしなかった状態と比べるとたるみの速度がゆるやかになります。
たるみの進行がゆっくりになることが糸リフトの長期的な効果ということができます。
糸リフトの糸は皮膚下に挿入されると、体内の水分と反応しゆっくりと吸収され、最終的には無くなってしまいます。
糸が物理的に皮膚を引き上げる力は、糸が吸収されるまでの間に発揮される限定的なもので、リフトアップ効果は短期の効果といえます。
糸リフトの2つ目の効果では、糸の刺激で生成されたコラーゲンがハリツヤを生み出すことで得られます。
糸の刺激により生成されるコラーゲンは組織を引き締め、たるみの進行を遅らせることができます。
見た目にはっきりとわかる効果ではないため、実感することが難しいかもしれませんが、挿入から2カ月ほどでコラーゲンが生成されるため、その頃から肌のハリやツヤ感がアップしたことを感じられるでしょう。
底上げされた肌の引き締め感は自身の細胞による効果なので、なくなることはありません。
糸リフトで得られる半永久的な効果は実感しにくいため、半年ほどで効果がなくなってしまったといわれることもあります。
たるみ治療としておこなわれる、ショッピングリフトやHIFU(ハイフ)なども同様で、効果がわかりづらいために、続けることに迷いが生まれることもあります。
しかし、即効性がなく効果のわかりづらい治療は継続することが大切です。
継続した結果、効果がはっきりと表れてきた症例を紹介します。
この症例はHIFU(ハイフ)とサーマジェン(高周波)を3か月ごと、ショッピングリフト80本3回を定期的に行った際の1年後の様子です。
笑った時の頬のぽっこりとした膨らみと口横の盛り上がりが、すっきりと引きしまっていることがわかります。
この症例は引き上げ目的の糸リフトではなくショッピングリフトですが、糸リフトでも同様のことがいえます。
長期的な糸リフトの引き締め効果は、手術後の定期的なメンテナンスによって、実感を強くすることができます。
1回の施術でももちろん効果はありますが、継続してこまめなメンテナンスをすることが、長く綺麗な状態を保つ秘訣です。
HIFU(ハイフ)は、真皮層に熱エネルギーを加えることで、組織を引き締めコラーゲンやエラスチンの生成を促進する効果があります。
糸リフトから1〜3か月後は糸が馴染み、引き上げた組織が定着してきたころです。
皮膚組織が定着してきた頃に引き上げられた組織の周りを、HIFU(ハイフ)で引き締めることで、たるみが改善された効果を長く維持することができます。
スワンクリニック銀座では、美しい状態を長く保っていただきたいとの考えから、糸リフトを含めた外科手術を受けた後6か月間は、HIFU(ハイフ)やサーマジェン(高周波)などの皮膚治療を特別価格でうけていただけます。
糸リフトには手術直後に感じられるはっきりとした効果と、わかりづらいもののたるみの進行を遅らせる長期的な効果があります。
長期的な効果は目に見えてすぐ実感できるものではありませんが、必ず患者様に残るものです。
そして、より強く長期的な効果を実感するためには、継続してお手入れをしていくことが重要になります。
スワンクリニック銀座では、外科手術から6か月間の特別料金で受けられるシステムで多くの方に喜んでいただいています。
皮膚治療といってもどの治療を受けたらいいかわからない場合でも、医師がお肌の状態をみてご自身にあった施術内容をご提案させていただくのでご安心ください。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |