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ショートスレッドリフトと糸リフトの違いは?どちらを選べばいいのか解説

2024.01.18コラム

糸リフトの種類の中にはショートスレッドリフトやショッピングリフト、スレッドリフトなどさまざまな呼び方があるため、どのような違いがあるのか分からず混乱していませんか。

聞きなれない名前に混乱してしまうかもしれませんが、ショートスレッドリフトやショッピングリフトと、糸リフトやスレッドリフトと呼ばれる施術には大きな違いがあります。

施術方法としては、皮下組織を引き上げるか糸を挿入するだけなのかが最も大きな違いですが、手法の違いにより目的や挿入本数も大きく変わってきます。

この記事では、ショートスレッドリフト(ショッピングリフト)と糸リフト(スレッドリフト)の違いを解説します。

当院でショートスレッドリフト(ショッピングリフト)を受けた方の症例も紹介しますので、参考にしてください。

お顔のたるみや肌質の改善などのお悩みはスワンクリニック銀座へご相談ください。

ショートスレッドリフトと糸リフトの違い

糸リフトはコグと呼ばれるトゲがついた糸を皮膚下に挿入し皮膚を引き上げる手法で、一方ショートスレッドリフトは極細の糸を皮膚下に留置する手法をとります。

糸リフトは物理的にたるみを引き上げる力を発揮する一方、ショートスレッドリフトは挿入された糸の刺激で自身の肌細胞を活性化させコラーゲン生成を促進する効果があります。

ショートスレッドリフトは短く細い糸を使うことからショートの名がついていますが、買い物に行くように気軽に受けられるという事からショッピングリフトとも呼ばれています。

ショートスレッドリフトと糸リフトでは本数も大きく違う

糸リフトの本数は左右両方で4本から多くても20本程度で、目的に合わせて挿入本数や挿入位置を決めます。

一方ショートスレッドリフトは糸リフトよりも多くの糸を挿入します。多くのクリニックでは10本程度を一単位として価格が設定されています。

たるみを物理的に引き上げる糸リフトは本数が多すぎると、違和感や仕上がりが不自然になるといったデメリットになるため挿入の上限はある程度決まってきます。

ショートスレッドリフトは糸を皮膚下に留置するだけで、挿入する糸も身体に吸収されていくため、挿入本数が多くても問題ありません。

また、糸は半年ほどで溶けていくため、定期的なメンテナンスを繰り返すことでより大きな効果を得ることができます。

ショートスレッドリフト(ショッピングリフト)のメリット

ショートスレッドリフトは引き締め効果やハリ感が期待できる施術で以下のようなメリットがあります。

  • 施術できる部位が多い
  • 気軽に施術を受けられる
  • 肌質改善の効果も得られる

糸リフトはたるみを引き上げるため挿入部位や方向にある程度制約があります。

しかし、ショートスレッドリフトには糸リフトのような制約がないため、より細かな場所への挿入が可能で、気になるポイントのリフトアップをすることができます。

同時にショートスレッドリフトは挿入部位でコラーゲンが生成されるため、毛穴の引き締めなどの肌質が向上し、化粧のりも良くなるといった肌質改善効果が期待できます。

一般的には挿入から1ヵ月ほどで効果を感じ始め、効果のピークは3〜4か月頃になります。

また、過去に金の糸を挿入した方は、HIFUなどの引き締め機器の治療が受けられないことがほとんどです。そういった方にもショートスレッドは施術可能なことが多いです。

糸リフトのメリット

糸リフトは気になるポイントを確実に引き上げることができるため、効果が目に見えて分かりやすい点が優れています。

挿入した糸の周囲でコラーゲンの生成が促進される点は、ショートスレッドリフトと同様なため、複合的な効果も期待できる点も魅力です。

挿入直後から引き上げられた効果を実感することができ、個人差はありますが1年半ほど効果を感じ続けることができます。

複合で施術をした症例

糸リフトとショートスレッドリフトはそれぞれに長所があり、それぞれの効果を活かした施術をすることが大切です。

それぞれの長所を活かして、糸リフトとショートスレッドリフトを複合施術した症例を紹介します。

口横のぽっこりした部分を解消した症例

当院で糸リフト複合術を受けられた方の症例です。

糸リフトとエラボトックスにあわせて、口横のぽっこりを改善するために、口横サーマジェンとショッピングリフト(ショートスレッドリフト)30本を施術しています。

サーマジェンは肌に高周波をあてることで、伸びた皮膚組織を引き締める働きをします。

口横のぽっこりは多くの方が悩まれるポイントですが、なかなか1回の施術ですっきりと治ることがむずかしく、地道な改善を積み重ねることが重要になってきます。

1枚目は施術前と1ヵ月後の写真を比較しており、顔の重心が全体的に上がって若々しいフェイスラインになっています。

次の症例は、施術後3か月後の3Dカメラで写した写真を施術前と比較したものです。

ショッピングリフト(ショートスレッドリフト)は効果のピークが3か月後ほどにあらわれるため、施術直後より口横が引きしまった効果を感じることができます。

口横ポッコリと頬コケにショートスレッドリフトをした症例

施術前と施術直後を比較すると、糸リフトで頬下のこけた部分にたるみが引き上げられていることがわかります。

糸リフトと同時に、口横サーマジェンとショッピングリフトによって口横の引き締めを行いました。

1か月後に撮影した3D写真を比較すると口横のもたつきがすっきりとしており、患者様から満足のお声をいただいた症例です。

ショートスレッドリフトと糸リフトは目的によって選ぶ

ショートスレッドリフトと糸リフトでは手術できる箇所や効果が異なります

患者様によっての適正もあるため、まずはカウンセリングでお悩みやどのようになりたいかをじっくりお聞かせください。

スワンクリニック銀座では一人ひとりに最適の施術をご提案させていただきます。

記事監修医師プロフィール

スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士

福澤 見菜子

経歴
2006年慶應義塾大学医学部卒業
2008年東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局
2012年大塚美容形成外科 千葉院院長 就任
2017年湘南美容クリニック 松戸院院長 就任
2019年湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任
2020年医学博士取得
資格
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員
日本形成外科学会専門医 / 医学博士
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師