2023.07.26:コラム
糸リフトの糸はレントゲンに写る場合がありますが、レントゲン撮影が不可能になるわけではありません。
今回は糸リフトのレントゲンやCT、MRIへの影響について解説していきます。
糸リフトを受けることで今後の生活に不具合があるのではないかと不安な方は、施術前にしっかりと疑問を解消しておきましょう。
スワンクリニックでは、些細な疑問にも誠実に回答し、不安のない施術を受けていただけるよう丁寧なカウンセリングを行っております。
銀座で糸リフトに興味を持たれた方は、スワンクリニックへお問合せください。
糸リフトの糸はレントゲンにはほとんど写りません。
レントゲンは組織によってX線の透過性が異なることを利用して、体内の様子を映像化します。
空洞や脂肪、液体の部分はX線が透過するため黒く写り、骨や歯などの硬い組織は白く写ります。
溶ける糸の透過性は脂肪などの組織とほぼ一緒のため、レントゲンにはほとんど写りません。
さらに施術から時間が経過すればしだいに糸は体内に吸収され、全く写らなくなってしまいます。
糸を挿入した直後は、医師などのレントゲンを見慣れている人にはわかるかもしれませんが、慣れない人や専門知識のない人がみてわかるほどはっきりとは写らないため安心してください。
CTやMRIは、レントゲンより解像度を高く撮影することが可能なため、糸リフトの糸が写る可能性が上がります。
とはいえCTやMRIに写ったとしても、うっすらと写る程度なので病変の発見などへの影響はありません。
美容整形の施術を希望する方には、自然な変化であることを望む人と確実な変化を求めている方の2通りにわけることができます。
糸リフトを希望する方の多くは前者を期待されているため、医療従事者相手とはいえ糸リフトを受けていることを申告するのに抵抗があるかもしれません。
しかし、溶ける糸の糸リフトであれば、ほとんど写らないため安心していただきたいです。
ただし、お顔になんらかの病変が疑われて検査する場合は、きちんと診断と治療を受けるためにも自己申告すべきです。
糸リフトの糸はレントゲン撮影にはほとんど写らず、病変発見への影響もありません。
溶ける糸であれば1年〜1年半ほどで体内で分解され、その後はレントゲンやCTで写ることは全く気にしなくても大丈夫です。
糸リフトに興味があるけど不安な点がある方は、お気軽にスワンクリニックへご相談下さい。
スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士
福澤 見菜子
2006年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
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2008年 | 東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局 |
2012年 | 大塚美容形成外科 千葉院院長 就任 |
2017年 | 湘南美容クリニック 松戸院院長 就任 |
2019年 | 湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任 |
2020年 | 医学博士取得 |
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員 |
日本形成外科学会専門医 / 医学博士 |
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師 |