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糸リフトの内出血ってどの程度起こるの?期間を含めてドクターが解説

2022.12.21コラム

美容、若返りを目指すアプローチには様々なものが数多くあります。

中でも糸リフトと呼ばれる施術は若返りやフェイスリフトに有効です。

20代から60代以上まで、幅広い年齢層の方で効果が期待できるため注目されています。

医療用の糸を皮膚に挿入しておく施術で、施術直後から効果が実感できることもメリットの一つです。

ただし、糸リフトをして失敗してしまうケースもあります。

中でも糸リフトで内出血してしまう方もおられます。

今回は、内出血を中心に糸リフトによる副作用について記載していきます。

スワンクリニックでは糸リフトを経験豊富な医師が施術をしています。糸リフトについてご相談あれば遠慮なくご来院ください。

糸リフトの副作用について


糸リフトのダウンタイムは短いとはいえ全くないわけではありません

糸を入れておくので、皮膚の反応が出ます。

そこで、以下のような副作用が生じるおそれがあります。

・施術直後の腫れ

・痛み

・内出血

・ひきつれる症状

今回は、糸リフトから起こる内出血、痛みについて解説します。

糸リフトで起こり得る腫れ、内出血

糸リフト施術直後の腫れや痛みは、施術自体による体の反応と麻酔に対する反応が考えられ、個人差が大きいです。

麻酔の使用量でも症状の強さが変わりますが、数日間でひいてくる場合が多いです。

ひきつれる症状は、糸が置かれている事による違和感からくるもので、口が開けない、開きにくい症状として出る場合もあります。

いずれも1〜2週間でおさまります。

いずれも、日常生活に支障のない範囲であることがほとんどです。

内出血はどこに、どのくらいの期間でる?

ダウンタイムの中でも、内出血は肌の色が変わるので日常生活にも影響しかねません。

外出が避けられない場合には程度や範囲も気になると思います。

内出血は、皮膚の内側の組織で血管や、細かい血管(毛細血管)から出血することによりおこります。

そのため、施術の過程で糸が進む範囲、すなわちこめかみ、目元、口元、エラの部分に起こりやすいと考えられます。

あざと同じような状態なので、赤・青⇒緑⇒黄色⇒消失という色の変化があります。

皮膚が薄い部分なので、四肢や体幹に比べると目立つと感じられる場合がありますが、コンシーラーやファンデーションなど化粧で隠すことが可能です。

またマスクで十分隠れる位置に出ることが多いです。

通常、1〜2週間で目立たなくなります。

痛みとしては、糸が皮膚の中にあることによるひきつれるような痛みが出る場合があります。

内出血のところは押すと痛む事がありますが、鎮痛薬で緩和できる範囲です。

痛みの症状も1〜2週間で緩和されます。

糸リフトによる内出血を緩和する方法

施術後、生活の制限はほとんどない場合が多いですが、できる限り内出血を緩和する方法を紹介します。

血流を促進すると皮膚の中で出血が起きやすくなってしまうため、患部の血流を増やさない事が重要です。

・横になった姿勢を避け、枕を高くして寝る

・タオルに包んだ氷嚢で冷やす(15~20分程度、一日2~3回)

・入浴や激しい運動、サウナ、飲酒などを避ける

・自己判断でマッサージを行わない

このようにダウンタイムの過ごし方を工夫する事により、さらに症状を緩和することができます。

糸リフトは負担の少ない美容技術


糸リフトの特長の一つとして、負担が少ない美容技術という点があります。

顔にメスを入れる施術には抵抗のある方も多いと思いますが、糸リフトはメスを入れません。

「切らないフェイスリフト」と呼ばれています。

切らない事の効果の一つとして、ダウンタイムが短いという特長があります。

ダウンタイムとは、美容外科手術を受けてから肌の状態が元の状態に戻るまでの期間の事を指します。

ダウンタイムが短ければ、術後の外出予定やスケジュールを気にする必要がなく、体への負担や痛みも少ないため、人気を集めています。

一方、負担が少ない分、フェイスリフト手術と比較すると効果の強さと持続時間が限定的といわれます。

手術では皮下組織にある筋膜を引き上げるので、一度の手術で効果が大きいのです。

効果の持続時間も手術より短く、1〜2年と言われています。

糸の種類によっては半年程度のものもあります。

物理的な糸の引き上げ効果は3〜6か月程度、その後自身のコラーゲンが生成することによる引き締め効果が数か月続くと考えられています。

糸リフトは経験豊富なスワンクリニックで

糸リフトは施術者の技術によってトラブルが起こる可能性のある施術です。

スワンクリニックは2000件以上の実績と施術を受けた多くの方がリピートを希望される、たしかな技術があります。

一人ひとりの症状や好みに合わせて糸リフトやその他のセットメニュー等をご提案をさせていただいておりますので、お顔の悩みはぜひご相談ください。

記事監修医師プロフィール

スワンクリニック銀座院長/日本形成外科学会専門医・医学博士

福澤 見菜子

経歴
2006年慶應義塾大学医学部卒業
2008年東京大学医学部付属病院 形成外科美容外科 入局
2012年大塚美容形成外科 千葉院院長 就任
2017年湘南美容クリニック 松戸院院長 就任
2019年湘南美容クリニック 赤坂見附院院長 就任
2020年医学博士取得
資格
日本美容外科学会(JSAPS、JSAS) 正会員
日本形成外科学会専門医 / 医学博士
埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 ⾮常勤講師