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女性医療のパイオニア☆LUNAに研修に行ってきました

2021.10.07ブログ

スワンクリニック銀座 院長 福澤 見菜子

こんにちは!

だいぶ涼しくなってきました。

先日、横浜にある女性医療クリニックLUNAに2日間、研修に行ってきました。

LUNAは、関口由紀先生という女性泌尿器科医として非常にご高名な先生が率いる女性医療に特化したクリニックのパイオニアです。

保険診療と自費診療があり、保険診療の患者様は、婦人科や泌尿器の方が多いです。

私は、女性泌尿器科の外来や、外性器のオペ、尿もれや性交痛に対する骨盤底筋リハビリそして骨盤底トレーニングなどみっちり勉強してきました。

ものすごーーーく勉強になり、興奮と共に終えた2日間でした。

そして、自分自身の足りない部分についても実感しました。というのも、

私は、形成外科医なので、臨床研修医としていろんな科を回りはしましたが、基本的に、やはり形成外科領域ばかりやってきています。

また、最近は臨床研修を終えてすぐ美容にくる先生もすごく増えました。

そういう先生方や、形成外科医の我々の最大の弱点は、ほぼ若くて正常な人しか診ていないということです。

形成外科も、もちろん大学病院では、癌の再建や潰瘍など、ご高齢の方を診る機会はありますが、それでも80代90代の方は滅多にいませんし、特にそのくらいの高齢女性の外性器を診る機会は本当に少ないです。

ただ、私たちが手術をした患者様も、いずれは皆80代90代になるわけで、しかも、私たちの手術の結果は、一生患者様の体の一部として残るわけです。

手術をした部分がどうやって歳をとっていくのか、知らずに手術をするなんて無責任ですよね。

女性外性器の手術も、たくさんやっていると、流石に90代の方はいらっしゃいませんが、なんとなく加齢と共にこう変化していくんだなぁくらいはわかるようになるのですが、駆け出しの先生はそこまではわからないけど手術はしているという実態がありますし、そこまでは美容外科では教育してもらえません。

そして、同じ女性外性器でも他科の視線から診るのと美容外科的に診るのではだいぶ違うポイントがいくつもあります。

身体にメスを入れる以上、執刀医はより多くの知識を身につけて手術に挑んだ方が良いですよね。

私はいたく感動して、ちょうど来年の美容外科学会総会での女性器シンポジウムで座長をやる際に、シンポジストは私が選んで良いことになっているので、関口先生にもシンポジストとしてご講演いただくようお願いし、引き受けて頂きました!

関口先生、お話もすっごく面白いです!

とても期待しております。

これを読んでいらっしゃる美容外科医の皆様いらっしゃいましたらぜひ聞きにきてくださいね!

日本美容外科学会総会(JSAS) 2022年5月27日、28日(詳細はこちらをクリック)です。

ではまた。