2025.06.26:コラム
「クリトリスがデカい気がするけれど、これって普通?」
「見た目が気になるが、どう対処すればよいかわからない」
このような悩みを持つ方は少なくありません。
この記事では、クリトリスがデカく見える4つの原因から具体的な改善方法まで、専門医の知見をもとに詳しく解説します。
正しい知識により適切な判断と治療選択が可能になります。
見た目や施術を検討中の方はぜひ参考にしてください。
クリトリスがデカい原因はおもに4つあります。
多くは正常な個人差ですが、見た目や衛生面で気になる場合もあるため、正しい知識が重要です。
生まれつきの体質や遺伝的な要因により、クリトリスがデカく見えることがあります。
体の大きさが違うように、個人差によってクリトリスがデカいのです。
普段は気にならない方が多いものの、VIO脱毛後などで毛がなくなると、見た目がはっきりして気になるケースもあります。
正常な個人差ですが、擦れや不快感がある場合はクリニックでの相談をおすすめします。
また、「先天性副腎過形成症」や「フレーザー症候群」などの遺伝子疾患によって、クリトリスがデカく見える場合もあります。
ただし、これらは50万人に1人とまれで、多くは胎児期に判明します。
内臓や泌尿器などにも異常が出るため、成人後に気づく例はほぼありません。
小陰唇の肥大によってクリトリスがデカいこともあります。
小陰唇が肥大すると、クリトリス周辺が皮膚に包まれ、全体が盛り上がって見えることがあります。
とくに両側に厚みがあると、中央が強調されやすいです。
小陰唇肥大は、遺伝やホルモンバランス、摩擦などが原因です。
また、下着との摩擦が起こりやすくなったり、汚れがたまりやすくなって臭いの原因になったりすることもあります。
ホルモンバランスの変化も、クリトリスがデカくなる原因の一つです。
思春期・妊娠・更年期などでホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが増加するとクリトリスがデカく見えることがあります。
また、副腎や甲状腺といったホルモンをつくる器官に異常があり、ホルモンの分泌バランスが乱れて起こるケースもあります。
変化が急激な場合や不安が強い場合は、デリケートゾーンに特化した専門医がいるクリニックで相談すると安心です。
「クリトリス包茎」によってクリトリスがデカく見えることもあります。
クリトリス包茎とは、包皮(クリトリスの周りにある皮膚)がかぶさり、クリトリス本体が隠れている状態です。
包皮が厚かったり突出していると、全体が盛り上がって見え、「クリトリスがデカい」と感じることがあります。
実際にはクリトリス本体がデカいのではなく、皮膚の構造によってそう見えるだけというケースがほとんどです。
クリトリス包茎は、先天性やホルモンの影響、摩擦などが原因です。
また、小陰唇が肥大し垂れ下がることで、包皮が引っ張られてクリトリスを覆うこともあります。
包皮がかぶさっていると汚れがたまりやすく、かゆみや臭いの原因になることがあります。
気になる方はクリニックに相談しましょう。
クリトリスがデカく見えても、小陰唇肥大やクリトリス包茎など、皮膚のかぶさりや周囲の構造によるものが多いです。
見た目の違和感が気になる方や、清潔面・感度の低下に不安がある方には、婦人科形成での改善が期待できます。
陰核包茎術は、包皮の一部を切除し、クリトリスを適度に露出させる手術です。
かぶさった部分を取り除くことで、自然でなめらかな見た目に整います。
また、衛生面の改善や感度の変化を実感する方も多いです。
ただし、小陰唇が肥大している場合は、陰核包茎術だけでは不自然になりやすく、小陰唇縮小術を併用することもあります。
陰核包茎術だけで良いのか、小陰唇縮小術も必要かは、医師と相談して決めましょう。
スワンクリニック銀座の陰核包茎術はこちらをご覧ください。
小陰唇縮小術は、小陰唇の余分な皮膚を切除して、形や大きさを整える手術です。
小陰唇を切除することで、クリトリスまわりがすっきりし、見た目の強調が抑えられます。
全体のバランスも整うため、自然な印象になるのです。
小陰唇肥大が原因の場合や陰核包茎術だけを行うと不自然な見た目になる場合、両方が原因の場合などに提案されます。
なお、小陰唇と陰核包茎の両方が関係している場合、包皮だけを切除しても見た目や不快感の改善は難しいです。
ただし、不要な手術をすすめるクリニックもあります。
本当に必要な手術かどうか、信頼できるクリニックに相談することが重要です。
スワンクリニック銀座の小陰唇縮小術はこちらでご覧ください。
クリトリスがデカいと感じても、個人差によって異なるため、必ずしも治療が必要というわけではありません。
ただし、以下のような場合には、治療を検討した方が良いでしょう。
クリトリス包茎や小陰唇肥大の場合、汚れがたまりやすく、かゆみや感染症の原因になることがあります。
また、摩擦が続くと、黒ずみや肥大を招くこともあります。
放置しても問題のない状態かどうか、治療が必要な場合はどのタイミングで受けるべきかなど、一度クリニックに相談しておくと安心です。
「クリトリスがデカい」と感じても、正常の範囲かどうか自分では判断しづらく、相談しにくいと感じる方は少なくありません。
スワンクリニック銀座には、女性器に特化した専門医が在籍しています。
8,200件以上の症例から得た知見をもとに、「普通かどうか分からない」といった疑問にも丁寧にお答えします。
無理に手術をすすめることはなく、ご希望に合わせて必要な施術のみをご提案します。
仕上がりや他部位とのバランスも相談できるため、初めての方でも安心です。
「どうすればいいのかわからない」という段階でも構いません。
不安や疑問を一人で抱えず、まずはお気軽にご相談ください。
医師
中島 悠希
2015年 | 日本医科大学 卒業 |
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2017年 | 慶應義塾大学形成外科 入局 以後、関連病院形成外科勤務 |
2024年 | スワンクリニック銀座 入職 |
日本形成外科学会形成外科専門医 |
日本形成外科学会 |