2025.06.22:コラム
「デリケートゾーンを拭くと痛い。ケガ?」
「デリケートゾーンの痛みをどうにかしたい」
デリケートゾーンを拭いて痛みが生じ、ケガをしたのかと確認しても、原因がわからない場合、不安が生じます。
相談もしにくく、どうしたらいいのかと悩む方も多いでしょう。
今回は、デリケートゾーンを拭くと痛いと感じる原因や対処法について詳しく解説します。
デリケートゾーンの痛みで悩んでいる方は、最後までお読みください。
デリケートゾーンを拭いたときに痛みを感じる場合、肌への刺激やダメージが関係していることが多いです。
ここでは、おもな原因を3つに分けて解説します。
デリケートゾーンを拭くと痛いと感じる場合、肌との摩擦が原因になっていることがあります。
肌触りの悪い下着や、サイズの合わないナプキンが肌にこすれると、皮膚が傷つきやすい状態です。
また、自転車やバイクに乗るとサドルと接触する部分が圧迫され、摩擦が起こりやすくなります。
長時間座り続ける姿勢も同様に、皮膚への刺激が蓄積しやすいです。
通気性が良く、肌にやさしい素材の下着を選ぶことが大切です。
締めつけの強い衣類は避けるようにしましょう。
ナプキンや下着、ボディソープなどが原因で、デリケートゾーンを拭くと痛みが生じることもあります。
肌に合わない素材や成分に触れると、皮膚の中にある免疫細胞が肌を守ろうとします。
これが「炎症反応」です。
炎症が起きている皮膚は、神経が刺激されやすい状態になっているため、軽く拭いただけでも痛みを感じやすくなります。
思い当たる製品がある場合は使用を控え、低刺激のものに切り替えて様子を見てみましょう。
洗いすぎによる乾燥も、デリケートゾーンを拭くと痛い原因のひとつです。
肌は本来、細菌や摩擦、紫外線などの刺激から守るためにバリア機能を備えています。
しかし、デリケートゾーンの洗いすぎや、洗浄力の強い洗浄剤の使用によって必要なうるおいまで失われると、バリア機能が低下します。
バリア機能が弱くなった肌は外からの刺激に敏感になり、拭くだけでも痛みを感じやすくなります。
ゴシゴシ洗うのは避け、泡立てた低刺激のソープでやさしく洗うよう心がけましょう。
拭くと痛みを感じる原因が摩擦によるものであれば、小陰唇が肥大している可能性があります。
小陰唇肥大は、遺伝や摩擦、ホルモンバランスの影響などによって小陰唇が平均よりも大きくなっている状態です。
また、加齢によるたるみによって肥大しているように見えることもあります。
小陰唇が大きいと、下着やナプキンとの摩擦が起きやすく、汚れもたまりやすくなります。
その結果、拭いたときに痛みを感じることがあるのです。
こうした症状には、小陰唇縮小術による改善が期待できます。
小陰唇縮小術は、余分な皮膚を切除して縫合し、大きさや形を整える外科的な治療です。
小さくすることで、摩擦や汚れが起きにくくなり、炎症による痛みの軽減につながります。
ただし、外科手術である以上、傷跡や不自然な仕上がりといったリスクもあるため、信頼できるクリニックで相談することが大切です。
デリケートゾーンを拭くと痛い場合、なるべくクリニックに相談したほうが良いでしょう。
しかし、なかなかクリニックに行けない場合もあります。
以下の対策をしてみましょう。
デリケートゾーンを拭くと痛い場合、適切な方法で洗浄してください。
汚れが残っていると炎症による痛みにつながり、逆に洗いすぎると乾燥によって痛みが生じることがあるためです。
これらのポイントを意識して洗うことで、痛みの緩和が期待できます。
デリケートゾーンを拭くと痛い場合、締め付けの強い衣類や合成繊維の下着・ナプキンの着用は避けましょう。
合成繊維の下着は通気性が悪く質感が硬いため、ナプキンとともに刺激になり、痛みの原因になることがあります。
締め付ける衣類は蒸れやすく、菌が繁殖しやすいです。
痛みを繰り返さないためには、通気性が良く肌触りの優しい綿素材の下着を選びましょう。
締め付けの強い衣類も控えてください。
デリケートゾーンを拭くと痛い場合、皮膚が敏感な状態になっています。
患部に負担をかける行動は避けましょう。
こうした行動で摩擦や圧迫が続くと、症状の悪化や治癒の遅れにつながることがあります。
痛みがある間は、なるべくデリケートゾーンへの負担を避けましょう。
デリケートゾーンを拭くと痛いとき、原因がわからず不安になる方は多いです。
摩擦や乾燥、炎症のほか、小陰唇の肥大が関係していることもあります。
痛みや違和感が続く場合は、自己判断せず、なるべく早めに専門のクリニックに相談しましょう。
スワンクリニック銀座では、婦人科形成に精通した女性医師が在籍しています。
さらには、完全予約制・個室対応で、デリケートな悩みも安心してご相談いただけます。
痛みの原因を丁寧に見極めたうえで、必要な場合のみ適切な治療をご提案し、不要な手術は行いません。
小陰唇縮小術を行う際も、丁寧なカウンセリングと自然な仕上がりにこだわった対応を徹底しています。
「これって相談してもいいのかな」とためらっている方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
医師
筋師 優佳
2011年 | 横浜市立市民総合医療センター研修医1年次 |
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2012年 | 横浜市立大学付属病院 研修医2年次 |
2013年 | 横浜市立大学 形成外科学教室 入局 |
2013年 | 横浜市立市民総合医療センター |
2014年 | 藤沢湘南台病院 |
2015年 | 横浜栄共済病院 |
2016年 | 神奈川県立こども医療センター |
2017年 | 横浜労災病院 入職(2018年より形成外科 医長) |
2020年 | 某美容外科 非常勤医師として勤務 |
2022年 | 某美容外科クリニック 福島院院長を務める |
2024年 | 某美容外科クリニック 横浜院院長を務める |